鳥、鳥、鳥

20161115安曇野は野鳥が多いのですが、特にこの時期は渡り鳥なども飛来して賑やかな毎日です。このところ風邪で家にこもっていて、余計に鳥たちが気になりました。今日はあいにくの空模様で鬱陶しい日でしたが、鳥たちは元気いっぱいに飛び交っていました。写真は窓から写したその1枚です。スズメよりも少し大きい鳥でおそらくムクドリと思われますが、百羽を超える集団で行動していて、ちょっとした迫力でした。それでもこの地を縄張りにする例のトンビ、1羽に睨まれてか、一斉に飛び立ちました。この写真はその瞬間を捉えたものです。のどかながらも野生の世界がすぐそこにもあるのですね。

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干し柿

この頃、多くの家の軒下に干し柿をよく見かけます。この時期ならでは風景ですが、今年は我が家でも干し柿を作ることになりました。ご近所さんから柿をいただいたのです。数年ぶりのトライですが、下の写真の左が先月下旬に軒下に吊るし始めた時、右が数日前の出来上がり品を納めたものです。私自身、干し柿は嫌いではないのですが、今まで滅多に食べたことがなく、試しに味見してみました。予想外に美味しく、今では毎朝のルーティーン食になってしまいました。自然食は甘さが後に残らず、とてもいいです。
20161114そこで一句、「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」を手本に自分なりには...
「軒下の 干し柿眺め 里の秋」
「柿を干す 軒下にも 里の秋」

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小春日和

20161113今日の安曇野・穂高は最低気温が1℃と冷え込むも、日中の最高気温は18℃を超えました。ぽかぽか陽気の小春日和です。晴れ渡った遠くの山には白く根付いた雪も見れました。写真は家の窓越しにズームアップして見た有明山で、左の脇には燕岳方面の雪が目立つようになりました。近場に居ついているいつものトンビは電柱の上で心なし、遠くの山を前にくつろいでいるかのようです。私といえば、20℃近くの寒暖の差もあってか風邪気味で少々だるい1日でした。今日は早めに寝ることにします。

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紅葉だより、久米路峡

20161112新聞のローカル欄に「紅葉だより」のコーナーがあって、信州の紅葉情報が提供されていましたが、このコーナーも本日で終結するとのことです。紙面にリストされた17か所で、ほとんどが落葉か色あせ始めとなる中、1か所だけ「紅葉みごろ」の所がありました。それが題記の久米路峡です。と言っても、実はこの場所がどこなのか知らず、調べたところ近場にあって灯台下暗しでした。国道19号線の犀川沿いにあって、自宅からおよそ40km先の長野市は信州新町のエリアです。そこでうちのオバはんと本日、出かけることにしました。写真は本日のベストショットの1枚です。新聞に載る名だたる紅葉の名所に連ねていたので、さぞかしと出かけたのですが思ったほどの見ごたえはありませんでした。ごく限定された一角の紅葉だったので、ちょっと期待はずれでした。今年の紅葉は平地がここに来て見頃となり、近場の近場でも綺麗な紅葉が見れます。例年、こんなに紅葉が綺麗だったけ、と再認識するこの頃です。

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宮部みゆき「名もなき毒」を読んで

10日ほど前に読んだ杉村三郎シリーズの最新作では、主人公はいきなり離婚後の探偵になっていた。初作を読んだ後、第4作目の最新作にスキップしたので経緯がつかめず面食らったので、このシリーズを網羅読みすることにした。今回読んだのは第2作目で、杉村三郎は初作と同じ大企業の1サラリーマンとして探偵もどきを演ずる設定でデビュー作の延長線上の作風だった。その中で、前作でのこぼれ話やエピローグで探偵として独立をほのめかすなど、このシリーズの繋ぎを果たすに十分な出来だ。500頁弱の長編を読み進む中で、ここぞと言った大事件に終始するわけではなく、断片的とも言える出来事が日常的に扱われていて、少し退屈さが漂いつつもストーリーが面白く展開する様に斬新さを感じた。推理作家の緻密な頭脳を垣間見た感がした。さて、残るは第3作目だ。

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今年のポインセチア

20161110本日の安曇野・穂高は今季一番の冷え込みで、最低気温がマイナス2.1℃、最高気温も6.1℃でした。12月下旬相当の寒さだったようで、家の内外の植物たちも心持ち寒さに身構えたようです。ところで、2か月前に当ブログでポインセチアの短日処理を始めたことを書きました。さすが昨今の寒さで、11月に入ってからは家の中に取り込みました。今年のポインセチアは写真の通りです。古いもので5年目、次いで4年目、手前の白は2年目です。今年はちょっと異変がありました。本来は5年目のものが一番大きかったのですが、日中のある日、強風でデッキから転落して枝が折れて1/4ほどになってしまいました。本来ならば、それは見事な枝ぶりだったはずです。残念!まあ、来年もあるか...

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タイヤ交換

20161109今日は米大統領選の予想外の結果に世界が驚きました。これから米国はそして世界はどうなるのでしょうか。アドルフ・ヒトラーはアーリア人の優等性を誇示して人種を差別し第1次世界大戦で疲弊したドイツを復興させることをスローガンに国民を扇動し、不満を抱える人々の人気を勝ち取って大統領になりました。トランプ劇場、何か似た思いに駆られた1日でした。
ところでローカルでは、ここ安曇野の周辺の山は雪雲に覆われていましたが、午後には雲の合間からは近場の山麓にも雪化粧が見れました。長野市では今日、平地に初雪が降ったそうです。そうとなれば一刻も早く車の冬支度と言うことで、タイヤ交換をしました。ノーマルからスタッドレスへの切替えです。以前はこの時期が車の定期点検だったので、タイヤ交換は車屋さんに頼んでいました。ところが今年、中途半端な2月に新車にしたので、タイヤ交換は自分ですることになりました。これが寒空の中、結構大変な作業でした。でも、明日からは雪道や凍結路面の憂いはありません。と、一安心です。

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安曇野アートライン、山岳美術館

20161108安曇野エリアの一般道を走っていて、「安曇野アートライン」と言う道路標識をよく見かけます。当初、これは1本の道路かと思ったのですが、そうではなく安曇野エリアに点在する美術館・博物館を結ぶ道路を言うのだそうで、アートラインが二股に分かれたりもします。そして、安曇野市から白馬村まで約50kmの地域の中に19館の美術館があるのは世界的にも珍しいのだそうです。その実、アートライン協議会に加盟する美術館が19館であって、加盟していない小さなギャラリーなどを加えるとその数は倍近くになるのではと思っています。こちらに移住して約5年、数えてみると私は19のうち15館ほど訪れていました。今日はその中の1館、「安曇野山岳美術館」に行ってきました。今日まで有効の招待券があるのを思い出し、うちのオバはんと出かけました。私は2度目、オバはんは初めてです。写真はその外観で、中には大小2室の展示室があって、およそ30〜40点ほどの展示スペースがあります。その時々でイベントがあって、今日は日本山岳画協会創立80周年記念展の最終日でした。ほとんどの絵は北アルプスなど信州の山岳風景で、見るなりあああの山だと馴染み深い風景に触れた感がしました。引っ越して間もない頃から4年半ぶりの来館ですが、少し山のことがわかるようになったと心持ち思えてきました。登山するようになると、余計に山岳画の良さがわかるような気がします。何ちゃって...

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上田方面、探索

昨日の大河ドラマを見てたら、急に上田城の紅葉が気になりました。今日はとても天気がよかったので、然らば上田方面に紅葉の旅に出ました。もちろん一般道のドライブで、いつもの麻績村から峠越えで青木村に出て上田市へ行きました。上田城まで自宅から55kmの距離です。アウタローのフル充電で自宅から52kmほどバッテリー走行しました。道中は紅葉の真っ盛りで、山は陽にあぶり出された広大なパッチワークでした。行き着いた上田城は地元の人も驚くほどの人で溢れ、紅葉も人出もまさにピークでした。写真は城址の1コマです。真紅の六文銭の旗が紅葉によく馴染んでいました。20161107-1s帰路はちょっと寄り道して、筑北村から松本市の四賀地区を周遊してきました。初めての道で、下の写真は筑北村の車止めから眺めた風景です。紅葉の山の先には北アルプスの山容が見事でした。写真では左の北葛岳、針ノ木岳から右方向に爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳までをとらえていますが、その先の白馬三山まで綺麗に見えました。なかなかの迫力です。
20161107-2s

今日は125kmの旅で、信州では紅葉が見頃のエリアがまだまだあるようです。

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荻原浩「海の見える理髪店」を読んで

題記の本は本年度上期の直木賞受賞作だ。9月上旬に図書館の予約をして、2ヶ月ほどしてやっと借りられた。6つの短編からなる本で、やはり最初の表題作がよかった。理髪店で調髪する店主が語る物語には人生の縮図が描かれていて、ある種の感動を覚えた。意外な展開と落としどころが待っていて読後の心地よい余韻に浸れた。いずれの短編も読みやすく優しい作品ながら、少し物悲しい生きざまが巧みに描かれた秀作だった。

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