今日は近場のあづみ野コンサートホールに行きました。主演のチェリストは今回初めて知った奏者ですが、スロヴェキアを代表する人のようで国際コンクールでも上位入賞するなど、かなりの著名人のようです。もう一人はピアニストの高橋多佳子で、実はこの人のピアノを聴くのがお目当てでした。日本のショパン弾きとして有名ですが、今日はチェロのピアノ伴奏の脇役ながら、途中にショパンの独奏ステージもあって、ノクターン(#8)とワルツの有名どこを楽しめました。ノクターンは#8が完成度が高く、よく演奏される曲ですが、優美の中にも実に奥深さを感じました。アンコールの最後の最後はモンティの「チャルダッシュ」でした。ピアノ独奏やヴァイオリン、マンドリンなどなど、各種バージョンを聴いてきましたが、今日の二人の合奏は今まで聴いた中で最高でした。久しぶりの興奮です。
ところで、今日は松本の大ホールで正月明けに開かれる辻井伸行リサイタルの前売り発売日でした。10:00販売開始に合わせて、ローソン特売の電話とインターネット販売の両方にアクセスしましたが、のっけからビジーで30分ほど繋がらず、やっとアクセスできたら2000人分相当のチケットが既に完売でした。
反面、本日午後のコンサートは当日券で聴き、何とも気軽に味わえました、至上の至福が..。
チェロとピアノのコンサート
ライラック、狂い咲き?
今月に入って一段と寒くなるはずが、7日以降の最低気温は今日まで7〜13℃もあっておかしな毎日です。安曇野に移り住んで丸4年になりますが、今年の11月は異常です。今日は、うちのオバはんが玄関先のライラックに花が咲いているのを見つけました。確かにほんの1輪ですが、咲いているところを写真に納めました。年1回の5月に咲く花がどうしたことでしょう。このところの小春日和を本物と間違えたか。来年の花芽に影響しないことを祈っています。
狂ったついでにではないですが、以下、今日の出来事からです。夜半、NHK TVでブラタモリを見ました。冒頭に、本人曰く「今回が初めての小樽」だったはずが、実は現地の新聞にも載った因縁の訪問が過去にあったことを地元の人に指摘されていました。それを見てたうちのオバはんに「マサカそんなことって、ある?」と言われてドキッとしました。この間、福井県に行きましたが、オバはんは初めて、そして私も初めてだと思っていました、先日までは..。ところが、実は東尋坊や曹洞宗総本山の永平寺は過去に行ったことはよく承知していたのですが、そこが福井県であったことを現地の観光マップで思い知らされました。そうなんです、福井県は初めてではなかったのです。昔、訪れた時は金沢旅行のついでだったので、その後、それらは全て石川県だったと錯覚していました。忘却したタモリとはケース違いですが、何ともお恥ずかしい次第。苦し紛れにオバはんにこれを暴露したところ、「あんたはマサカじゃないね」と言われ、返答に困りました。わたしゃ、よくあるってことか、狂うってことが..。
白菜、初収穫
落ち葉の後の新緑
最後の一葉
秋も深まり、ここ安曇野は平地の落葉も凄まじい勢いです。木々によって落葉時期は異なりますが、高山のナナカマドやダケカンバはとっくに、そして近くのイチョウも散りました。今はモミジがかろうじて赤らんでいるようです。我が家の庭先の桂の木もすっかり落葉しました。否、そのはずが一枚だけ葉が残っているのを今朝、気づきました。早速、写真に納めた脇で、うちのオバはんが「最後の一葉だ!」と奇声を発しました。促すと、それは美談で、「とある病いの人が窓辺にある木の最後の一葉が落ちた時に私は死ぬ、と意気消沈していたところ、いつまでも最後の一枚が落ちないのに勇気づけられて一命を取りとめた。が、実はその一枚は本物ではなく、隣人が描いた絵だった」の落ちのある話、と説明してくれました。はっはー、私も思い出しました。オー・ヘンリの短編小説、確か隣人はしがない画家で寒い嵐の中、見事な絵を描いたものの肺炎を患い、その後にすぐに亡くなったと言う悲しいお話でした。オバはんは美談、私は悲劇と記憶の中の思い出が異なるのも、我が夫婦間ではよくある話です。ある友人が慰めてくれたこともあります。「夫婦は似た者同士の馴れ合いよりも、すれ違うことの多い方が新鮮で、いつまでも保つのよ」と..。確かにもっているようです。
珍メール、The North Face
たまに身に覚えのないところから電子メールが来ることがありますが、先日はThe North Face のお店らしきところからきました。何やらOutlet のバーゲンで軒並み50%以上の値引きに驚きました。松本市にあるカモシカスポーツからのハガキ案内では、期間限定のみ10%引きがせいぜいなのに、このOutletでは最大74%引きと、またとないチャンスです。どこからの案内かと目を追うと、何とカルフォルニア、ロサンゼルスからでした。何ともお騒がせな珍メールです。それにしてもリンクされたwebページを見ると、1F〜15Fまで各種の品物が列挙されていて、本当に15階までのお店があるのか、これだけのダンピング価格はマジかと大いに驚いた次第です。よーし、今度ロスに行ったら、現地で爆買いだ! と、決して訪れそうにないチャンスとありもしない資金には目もくれず、楽しいひと時を味わいました。
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ポインセチア、色づきました
長野県限定ウィスキー「信州」
以前に当ブログで、ニッカウィスキーの余市が値上げとなったことをボヤきました。冬場は夏のジンからウィスキーに鞍替えるのが習性で、とりわけこの数年はニッカに偏って飲んでいました。ところが、今年は「余市」のみならず「竹鶴ピュアモルト」もここへ来て、いきなりの値上げです。700ml 2000円弱で買えたものが、ラベルも変わらずに最近では3000円(税込)以上もします。何のアナウンスもない値上げには閉口しています。マッサン・ブームに起因した横暴がまかり通るならば、この際代替品にしようとあれこれ物色してみました。本場、スコッチも良さそうなのですが、店の片隅に掲題のウィスキーがあり長野県限定の文字に惹かれて買ってみました。720mlで税込1350円です。信州マルス蒸留所の製品とのことでネットで調べると、この会社の創設者はあのニッカ竹鶴の元上司だったようです。ラベルの説明書きには「信州の豊かな自然、澄んだ空気を感じさせる爽快な味とモルトの華やかな香りが特徴」とありました。飲んでみて、芳醇な力強さには欠けるもののラベルの台詞にそう違和感はなく、コストパフォーマンスはよろしいようです。しばらくはリピートしてみようかと思っています。何せ信州人ですから、なんちゃって...。