信毎新聞社・刊行の「塩の道 歩けば旅びと 千国(ちくに)街道をゆく 」と言う本を読んだ。「塩の道」は太平洋から日本海まで南北に連なる道で、山国の信州や甲州への塩の流通を支えた古来からの街道だ。その中で、松本と糸魚川を結ぶ道を千国街道と呼ばれていることを最近になって知った。JR大糸線の終始駅に帰着する街道だが、わが安曇野市にもその道が通っていて興味を覚えた。そこで本日は「塩の道 漕げば自転車 安曇野をゆく」と洒落込んだ。ネットで調べた地図を頼りに松本市との境である「熊倉の渡し跡」と言う奈良井川の川岸を起点に隣町の池田町まで、約14kmの道のりを自転車で周遊してみた。起点は渡し船で往来した場所で満々と流れる川のほとりに立つと昔の旅人の苦労が偲ばれた。そして牛はどうしたのだろう、と。起点から安曇野インターの脇を通り、国道147号をひととき北上して穂高神社をかすめてJR有明駅、安曇追分駅から高瀬川の橋を渡ると池田町に至る。この塩の道は国道の大通りであったり、田んぼのあぜ道であったりと変化に富んでいて、マップを元に道探しをするのも何とも楽しいひとときだ。そして、沿道からは神々しい山も眺められて、いにしえの人の意識まで共有できたような気がした。千国街道はまだまだ続くが、これから果たしてどう廻ろうか、と思案するのも楽しそうだ。
塩の道、千国街道(その1)
梅雨が長引きますね〜
昨夜の強い雨のあと、朝方、畑を見回りました。昨日、土寄せした枝豆は写真の如く、土が流れることなく無事でした。今日もぐずついた1日で、梅雨空が続いています。例年並の梅雨なのでしょうけど、今年は何故か長く感じます。Wサッカーも中休みでテレビに釘付けから開放されたばかりですが、今日は別に録画したお気に入りシリーズを見ました。NHK G「超絶 凄ワザ!」(毎週木11pm〜)でコマ廻しの対決がありました。 “熟練工軍団” 対 “ハイテクエンジニア” による「奇跡のコマ作り」(7/5 pm 3:05再放送予定)は旋回時間を競うもので、軍パイは平均年齢72歳の “熟練工軍団” に上がりました。年齢もさることながら、コンピュータなんぞも蚊帳の外で、勘と経験でまだまだ勝負できる凄さに思わず熱くなりました。本日は週明けの禁酒解禁日、“熟練工軍団” に乾杯!!
枝豆、土寄せ
キュウリも順調!
オレンジパン、だそうな
いよいよ7月に入りました。まだ梅雨のさなかですが、本格的な夏山シーズンはすぐそこまでやってきました。今日は天気予報が外れて終日、日射しが盛夏のようで、2週間振りの芝刈りをしました。うちのおばハンは来客に向けての準備中で、オーブン相手にパン作りに余念がありません。家内の呼び名ですが、カミさんや嫁はんは本人嫌いのようでおばハンがよさそうです。おばハンはいつもの定番ついでにオレンジパンを焼きました。オレンジ2個半の果汁とピールをふんだんに使ったパンの出来上がりです。オレンジの風味とピールの香ばしさが口元に残り、ちょっとしたインパクトな味が楽しめました。安曇野に引っ越す前はおいしいパン屋さんによく買い出しに行きましたが、こちらに来てからは、おばハンのパンが主流です。
ティムール ヴェルメシ「帰ってきたヒトラー」を読んで
この春先、図書館で「ヒトラー最期の12日間」と言うDVDを借りて観たが、今月の新刊コーナーでは題記の本を見つけた。あまりに衝撃的なDVDから醒めやらぬうち、またヒトラーの本に出くわしたが、ドイツ国内ではミリオンセラーとなったようだ。現代に蘇ったヒトラーが、最初はお笑い芸人として、やがて現代の政治や社会問題に鋭く切り込む論客として人気を得て行く物語。ドイツではヒトラーの「我が闘争」は発禁処分であり、ナチズムは非合法として厳しく弾劾しているにも拘わらず、このような本が発行されて大ヒットとなったのは驚きだ。最初は主人公と距離をおいて笑い飛ばしていたはずの読者が、ヒトラーと一緒になって笑いだし、そして親近感やある種の共通感を覚えるような流れとなっている。背景にはヒトラー復活の素地がまだあるのではないか、と作者は疑問を呈している。が、私は読み通して、やはり奇をてらったエンタメ小説の何者でもない感がした。
気になるホームパーティ
天気と言い、持ち寄る料理と言い、気になるホームパーティの日がきました。午後4時の集合ですが、嫁はんは午前中から気ぜわな一日が始まりました。コロッケの下地に玉ねぎをじっくり炒めたりあずきからのあん作り、あんパンとコロッケパンのそれぞれをオーブン・スペース一杯を使って人数分の12個づつを焼いて、最後にコロッケを挟むともう、そろそろパーティの始まりです。天気は生憎の雨模様で、戸外ではなく室内のパーティと相成りました。我が家の一品はさすがに酒の肴と違って、卓上からは外れた2軍ベンチのスタートです。主菜は信州サーモンのあぶりをはじめ魚やシュウマイ、餃子、季節野菜の和風仕立てなどなど盛りだくさんで、日頃、我が家のわびさびの世界がウソのような華やかさです。最後にパンを平らげデザートをほうばると、酔った体にとどめを刺すように至福の極地と相成りました。1年半振りのホームパーティでしたが、どうして毎月やっても如何でしょうか、奥方殿!
スペシャル、あんパン
ザック退任との報、サッカーも一区切りですね。今後の日本はどうなりますやら...。
本日、嫁はんがあんパンを作りました。明日のホームパーティで持ち寄る逸品をあれこれ考えての試作です。我が家の定番はコロッケパン。これにあんパンを添えたら鬼に金棒。ではなく、たて食う虫も好き好きで、何方か賞賛してくれるかも...、実は毎回悩むよりもいつも定番で勝負したらと私の提案です。さすればまずは試作作り、と嫁はんは慎重姿勢。お陰で夕食は追加の一品が加わり、メデタシ。焼き具合が甘かったか、まんじゅうのような色白でしたが、これまたお手製のあんがたっぷりで大甘のおいしいパンがいただけました。明日は本番、青空パーティの天気が気になります。飲んで食べての気楽な亭主族はてるてる坊主でも作りますか...。
ちょっと贅沢、ランチ
今日は嫁はんとランチに出かけました。月次の限定日に特別メニューを格安で食べれると言うことで、私は初めて行きました。常念岳登山口の手前にある穂高ビューホテルは皇室もお泊まりになったそうで、窓の外は緑に溢れとても落着いた感じでした。嫁はんはお仲間と以前にここでランチパーティをやったこともあるのに対し、ブログ人は日頃より贅沢から見放されていて、かねてからこの日を狙っていました。税・サービス込で2100円とお財布にも優しく、これでコース料理なのは嬉しい限りです。味も量もサービスもよろしく、大満足でした。これだけ楽しめると晩飯は要らないか、などとウキウキ気分でしたが夕刻になるとお腹がすくものです。自家菜園の野菜中心に軽い夕食とあい成りました。