秋の夜長、題記の本を借りて読んだ。森村誠一はその昔、「人間の証明」で大ブレークした作家で、その時に初登場したのが棟居刑事だ。それ以降、棟居刑事シリーズは延々と続いて30冊を越える勢いだが、その最新作にして初めて読んだ。ベストセラー作家の推理小説を楽しみに読み始めたが、期待外れだった。ストーリは淡白で盛り上がりもなく、結末はご都合主義の取って付けた感の小説で、後味が悪かった。
森村誠一「棟居刑事の永遠の狩人」を読んで
黒豆談義
紅葉の山巡り – 扇沢
今日は大町市にある黒部アルペンルートの玄関先、扇沢へ紅葉を見にドライブしました。あいにく小雨のパラつく中、2時間半ほどの往復でした。2週間前に爺ヶ岳に登りに行った際、道中はまだまだ色づいていませんでしたが、今日は丁度見頃の紅葉でした。低山の山全体がカラフルに染まり、連なる山々で奥深く広がる紅葉に圧倒され、天気の悪さも何のそのです。まあ、写真ではもう少し光が欲しい感じの写りではありましたが、全くの楽しいドライブでした。
薪ストーブ、ラック到着
紅葉の山巡り – 燕岳
昨夜の天気予報を見ていたら、本日は長野全県で終日、降雨0%の秋晴れと報じていました。県内各エリアとも「お日様マーク」が見事に出そろい、「山に行かずにどうする」と言わんばかりです。と言う訳で、急きょ燕岳に登ることにしました。うちのオバはんは何やら用事があるとの事、一人で静かに出かけました。午前5時前に自宅を発ち、24時間営業のスーパーに立ち寄って、朝食と昼食分をテイクアウトして中房温泉の登山口駐車場には6時頃に到着しました。第1駐車場は9分入りの混みようで、何とか駐車できました。急ぎ朝食を済ませ、6時10分から登山開始し、燕山荘に9時45分、燕岳山頂には10時17分に到着しました。道中の一部は積雪した道のりでしたが、アイゼンを使うまでもなく登れました。更に奥の北燕岳に立ち寄り、午後2時45分に下山して近くの中房温泉で汗を流してから4時過ぎに自宅に戻りました。山頂から見た周りの北アルプスは薄らと雪化粧をしていましたが、遥か北の視野から外れた白馬山系(自宅からは見えます)程の白さはありませんでした。紅葉は登山口周辺のみが色づいていただけで、高山は既に冬の様相でした。添付の写真は北燕岳から見た南方向の風景で遠く御嶽山の白煙も確認できました。雲一つない晴天の絶景、そしてまたしてもライチョウに会えて、とてもハッピーな一日でした。
冬の到来を告げる朝の冷え込み
「田舎のモーツァルト」音楽祭
昨年に引き続いて、地元の穂高東中学校で開かれた題名の音楽祭に行きました。題名の由来についてご興味ある方は昨年の同ブログをご覧頂くとして、本日思ったことをしたためます。
第1部は在校生の発表会で個人の独奏に始まり、全員参加の合唱で締めくくったが、飾り気のない素朴な印象を受けた。お披露目と言う晴れ着でなく、普段着の音楽が聴けた。おそらく、回を重ねるうちに発表が定着して全校風土になった感がした。
第2部はこの中学校の卒業生で音楽家として活躍する若手、6人の発表会だった。例年、ゲストを迎えての発表が、今年はもっとも身近な卒業生で実現した。声楽、ピアノ、フルートの息のあった演奏が楽しめた。第1部のプログラムにはモーツァルトがなかったが、第2部で存分に聴けた。やはり音楽祭の題名からして、生徒のプログラムにモーツァルトが欲しいところだ。蛇足ながら、尾崎喜八が「田舎のモーツァルト」と言う詩を作った背景には穂高中学校の教室でK331の「トルコ行進曲」を聴いたことに因るとされているが、詩ではK485の「ロンド」に化けている。真意は分からないが、ロンドの方が詩のイメージにぴったり合ったからと推察するのは小生だけか ...。ついでに最近、YouTubeで20世紀最高峰のピアノ巨匠、ホロビッツが奏でる「ロンド」を見つけたので、ご興味ある方はご試聴方。
紅葉の山巡り – 黒姫山
柴崎友香「春の庭」を読んで
本年7月、第151回芥川賞を受賞した題記の本を読んだ。同じ時期の直木賞受賞作は発表日の前後に読んだが、芥川賞の方は図書館での入手が遅れて今になった。ストーリやその展開は至って地味でのめり込めるような本ではないが、ありきたりの人々の暮らしがみずみずしく描かれていて、このような感覚の文章でどのような結末にもって行くのか読中、静かな興奮を覚えた。最後は主人公が入れ替わり混沌の中に幕を綴じていて、消化不良ぎみのエンディングは読者の想像にお任せしている。謎かけのようで、前回芥川賞の「穴」に引き続き、最近の純文学に共通したスタイルのようにも思えた。
台風一過 prt Ⅱ
台風19号は午前2時頃に長野県南部を通過し、朝方には太平洋上に駆け抜けたようです。ここ安曇野は通過に伴い瞬間最大風速が秒速6.3m、最大雨量は毎時10mm程で農家さんへの被害もなかったようです。朝には虹が出て台風一過の秋晴れを予感したのですが、1週間前の18号同様に一向にスカッとした天気回復には至りませんでした。この地に来て秋シーズンを3度、経験しましたが、台風の通過前後の模様は昔のイメージとはだいぶ違うわい、と思っています。








