本日は題記の件の発表があった。芥川賞受賞が2作品、直木賞が1作だった。折しも、図書館から現在、3冊のみ本を借りていてそのいずれもが受賞した。
芥川賞 朝比奈 秋 「サンショウウオの四十九日」
_ 松永K三蔵 「バリ山行」
直木賞 一穂 ミチ 「ツミデミック」
芥川賞候補は5作品のうち2作を今月前半に読書録に記した。残るうち2作は上記の雑誌に収録されていて、この数日で読み終えた。これが奇しくも受賞作となった。「バリ山行」は純文学と言うよりかエンタメ系で、お奨めの1冊。一方、「サンショウウオ..」は勧めたいのと、勧めたくないのが混在して何とも微妙。あまりに衝撃的な作品だ。
直木賞の方は今週、上記写真右の本として貸出しを受けたが、これまた受賞作となった。読み始めたが、これは面白そう。安曇野市の図書館では本は原則1冊主義なので、受賞作は市内では現時点ですべて私が独り占めした格好となった。うちのオバはんも興味を示しているので、しばらく借りることにするが、読み終え次第返却したいと思っている。
















来週発表の芥川賞候補作の2作目を掲載雑誌を通じて読んだ。老人ホームを舞台に繰り広げられるストーリー。最初のニセモノのバス停から衝撃。機知に富んだストーリー展開で、高齢者や介護、リストラ、コロナ、貧困、在住外国労働者の苦難など今風の問題を網羅しながらも、何となく昭和のノスタルジアも感じた。短いながらなかなか読み応えのある内容で面白かった。





今月17日は第171回芥川賞・直木賞の発表の日。ひと月ほど前にノミネート作が発表され、多くの作品を図書館予約した。そのうちの一つで題記の芥川賞ノミネート作を先日借受けし、3日ほどで読んだ。筆者はロックバンドのミュージシャンで、小説家としてもデビューしており、以前にも芥川賞候補にノミネートされていて、その作品も読んだ記憶がある。今回の作品はミュージシャンの主人公がライブチケットの転売に関与して、一喜一憂する様が描かれている。確か、法律上では転売は定価よりも高額売買することは禁じられている。ストーリーではネットを介していろんな人々が関わり高額売買がありきの展開で、何やらどこまでが常識でどこが創作なのかも混然としてわからないことだらけだった。そもそもチケット転売などには興味もなく業界の実態にも関心がなかったので、飛ばし読みした。その分、まったく面白みのない内容だった。個人的には受賞はおろか、ノミネートにも相応しくない作品に思えた。