長野県の市町村数は77あって、全国一だ。移住した当初の頃は長野県調査だなんて言ってよく県内をドライブした。大方は北信や東信がほとんどで南信は木曽方面を除いてあまり行ったことがない。いよいよ、後がなくなった今、南信にも行ってみようかと思い立った。今日はとりあえず、近場の朝日村にした。松本市の隣の山形村にはよく行くが、その先の朝日村は南端の一部を通過する程度で実態はよく知らない。いざ出かけると、まずは標高が高く一番低いあたりでも800mはあって、
眼下に松本平が見渡せる。まずは村役場に行くと、
立派な村庁舎があって、ロビーには圧倒された。全体的には農地と山間部で、一番奥まったところに向かうことに。
道中はとてものどかだ。そして気になる「あさひプライムスキー場」に行った。
標高1,000mほどのところで、松本市からは一番至近距離。2基のリフトがあるだけの小さなスキー場で奥を望遠で見ると、
左に直角に曲がったゲレンデだ。ファミリーでまずまず楽しめそうな感じがした。最後に、
スキー場近くの蕎麦屋に寄った。結構人気があるらしく、平日にも関わらず、朝日村の一番奥まった山間部にも関わらず、昼どきは賑わっていた。
味もよく、ごちそうさまでした。


















先月発表の第175回直木賞受賞作である題記の本を読んだ。筆者としては今回、3度目の直木賞ノミネート作。たまたま過去の2作も読んでおり自分の読後感想を見ると、1作目の「平場の月」は『しみじみと心に響く良質な本』と絶賛し、2作目の「よむよむかたる」は『読破にやたら時間を要した感が否めず苦手な部類の本』と記していた。同じ筆者ながら評価が分かれたが、今回の本はその中間的な立ち位置だった。ジャンルは歴史や伝記とは関係のない時代小説で、現代でも今だ問題視される女性蔑視をアンチテーゼにした作風だ。天然痘のあばたが醜く残り容姿ランクが「圏外(けんがい)」の女性が、したたかに生き延びつつ大成していく物語で、随所に出産に関わる命の尊厳や女性ならではの生理的側面が色濃く描かれている。江戸時代、はぐれ者たちが徐々に集結して療養所の一大拠点を築いていくストーリー展開は斬新で面白いが、全般を通し筆者の思い入れが強く主張し過ぎていて、堅苦しく・読みにくく・そしてエンタメ性に欠けた感がした。




題記の小説は先月発表の芥川賞受賞作で、これを収録した雑誌を通して読んだ。