今般の直木賞受賞作を読んだ。ページ総数625の長編で分厚く、読むのに1週間ほどかかった。舞台は日中戦争時代の満州、主人公は目まぐるしく変わり、日中双方で5・6人の主役を数える大河ドラマだ。序章は日露戦争前の日本兵のスパイ活動から始まり、終章は戦後から10年を過ぎていて全19章に亘り断片的に切り取った時代の物語は一環して満州の架空の都市での出来事が描かれている。単なるフィクションではなく、時代背景や歴史、戦況が史実通りに詳述され今にして日中戦争の実態を多く知った感がする。巻末の参考文献の数も100を超えていて如何に膨大な資料に基づくストーリー展開であるかが窺い知れる。そもそも満州とはどこにあったかさえうる覚えであったが、本作品を通じて満州とは何だったのか、日中双方の立場・思惑が透けて見えてその歴史の奥深さを垣間見させてくれた。直木賞受賞に相応しい作品であると納得した。
小川哲「地図と拳」を読んで
今日は長野市街地へ
今日は長野市街地へ買い物に出かけました。お目当てはバレンタイン・チョコです。ここ数年、この時期には長野駅前の東急デパートに行ってます。毎年、同じような賑わいで今年は少し値段が上がったような気がします。相変わらず、北海道ロイズのコーナーはレジが長蛇の列でした。今年は買った品物をアップで写真に撮ることにしました。結構、1年経つと前に買った品物を忘れてしまうのですね。自分へのご褒美は毎年、モロゾフのTea Barと言う品を買っているのですが、今年は店頭にありませんでした。後でネット販売のサイトを探したのですが、皆、売れ切れでした。残念!
節分、そして立春
白馬八方尾根で滑りました
テレビ放送で..
昨日朝、いつも通りAmazonアレクサに「おはよう」と声をかけると、「今日は日本のテレビ放送70周年の記念日で..」と始まりました。アレクサは時には歌ってくれたり、日替わりでバラエティな挨拶をしてくれます。アレクサはさておき、テレビ放映が開始されたのは70年前の2月1日でした。なるほどテレビはまだ70年の歴史なのかと思う一方、自分の人生の経過とほぼ同じ長い道のりだったことの重みをつくづく感じます。まあテレビが普及して久しく、時代とともに様変わりしてきました。今でこそテレビは身近で毎日の生活に欠かせませんが、幼少の頃はテレビを見によその家に通ってた記憶があります。小学時代、テレビがカラーで大きな額縁の絵のように描かれた空想漫画を見てまさか現実の世界になるとはとても思えませんでした。今や機材のハードが進化し、番組ソフトの多様化に歯止めがかかりません。
テレビはますます大きく薄くなり、画質も4Kが標準となりました。世界隅々の情報がリアルタイムで見られ、公共放送以外に個人でテレビ電話もできます。インターネットの普及で自分の好きな映画やドラマ、YouTube配信などを番組放映よりも優先して見る人々が増え、営業収益も放送業界からネット業界へと主力がシフトしてきました。一体この先どうなるか、予測もつきません。
自分の興味で恐縮ですが、機材の進化は近い将来VRが普及し人気を呼ぶのではないかと思います。ゴーグルのようなヘッドホン内蔵のメガネを掛けると目の前全体がその世界にワープしてそこに居合わせたような臨場感に浸ることが現実化しています。旅番組やコンサート、ニュースなどはVR形式の放送をしてもイメージが湧きますが、映画やドラマなどはカメラアングルが微妙でVR化は難しいでしょうね。
この先、70年後のテレビはどうなることでしょう。
転入者数で..
昨日の新聞のローカル版で総務省公表の人口移動報告に関する長野県情報が載っていました。長野県全体では昨年、転入者が転出者を上回ったようです。内訳として、県内の上位10市町村の結果は右の表の通りでした。転入者が一番多かったのは安曇野市で、一市民として喜んでいます。少子化が問題の昨今、まあ今のところ当地域が過疎化の過酷な状況にはないことを知りホッとしました。と言っても転入と転出の数値結果だけなので、人口の増減ましては少子化などの状況ははっきりしませんが..。同じ記事の中に、ある雑誌の集計で、長野県は「移住したい県」の都道府県ランキングで17年連続1位だと報じていました。雑誌社の調査方法がどうだったのか、にわかに信じがたいところもありますが、何か元気をもらったような気がします。これもひょっとして安曇野がかなり貢献しているのではないかと、ほくそえんでます。
Monthly photo 2023年1月の写真
早いもので、今年も1月の最終日となりました。恒例の月例写真、今月撮った写真の中から代表写真を選びました。候補を5枚に絞り、悩んだ末その中から以下の写真にしました。決め手は「雪山と海と青空と」です。今月11日に出かけた野沢温泉スキー場の一コマです。毛無山山頂付近からは青空の下、日本海がよく見えました。北信の山ならではの眺めですね。また、今年の月例写真選びはなるべく人が写っていることを念頭にしました。
スタバで..
今日はうちのオバはんの誘いでスタバに行ってきました。安曇野インター豊科店です。家から5〜6kmなので歩きたかったところですが、今日はあいにく風が強くてとても歩く陽気ではありませんでした。オバはんに飲みたい品を言って席で待っていると、カップがやってきました。そうです、カップでした。私は紅茶党であまりスタバには行かないのですが、以前はほとんどの人が紙コップで飲んでいた記憶があります。今は店で飲むと言うと、カップにしますかとスタッフが言うのだそうです。こんなところにSDG’sの時代になったのを感じます。見渡した限り、周りの客も皆、カップでした。今日は寒風すさぶ日だったので、アイスの人は見かけなかったのですが、アイスにするとプラスティック容器ではなくガラスで提供してくれれば嬉しい限りです。容器包装法が施行されて久しいですが、飲食店での容器のあり方もSDG’sに則った法規制化がなされるといいですね。
佐藤熱志「荒地の家族」を読んで
今般の芥川賞受賞作である題記の小説を雑誌を介して読んだ。前回読んだ作品に次いで2つ目の受賞作だ。芥川賞候補としては長編の部類で、内容に富んだ力作だ。芥川賞作品と言えば本来、純文学が代名詞で深い内容よりも抒情的で香り高い文章ながらさらりとした印象を持っていたが、本作はそれらに逆行したイメージを受けた。むしろ泥臭く大衆文学ぽくもある。本作のキャッチコピーに「震災から十年過ぎねば書けなかった入魂の一撃!」とあり、震災で何もかも失った荒ぶる大地から懸命に生き抜く家族の復興と再生の物語を連想したが、実際は真逆の内容だった。終始一貫息苦しい展開で、暗くジメジメとした描写が何度もフラッシュバックして辟易とした。まあ、ありがちな希望やら明日とやらとは無縁で、厳しい現実をあからさまに描きたかったのかも知れない。



























