Google Colaboratory(その3)EdgeもOK

題記シリーズ、今までwebブラウザはGoogle社のChromeとして、他のブラウザについては触れませんでした。おそらくChrome上のみで操作できるのかと思っていたのですが、本日試してみるとMac環境ではSafari、そしてWindowsでは Edgeでも支障なくGoogle Colaboratoryが使えることを確認しました。そこで、今回はWindows Microsoft社のブラウザ「Edge」で、最初のログインから昨日の「気象データ採取」の一連の操作を実施してみました。要所要所を画面コピーし、以下に簡単な解説を加えました。前段として、ログインに必要となるGoogleアカウントをお持ちでない方は、上記リンク先のYouTube動画を参考にこの際、アカウントを取得してみてはいかがでしょうか。アカウントは1つだけでなく、気軽に複数持つ人もいるようです。

以上、結構容易に操作できましたので、ご興味あるものの敷居が高くてなかなか手が出せないと思っている方は、ぜひお試しください。一連の操作は全て無料で実施できますよ。

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Google Colaboratory(その2)気象データ採取例

さて、シリーズ(その2)では実際に気象データを採取した例を解説します。その1で参照したYouTube動画を参考にトライされた方で、WebブラウザChromeの画面が以下のようなPythonの初期画面になったでしょうか。下記画面でコード入力の部分にPythonの命令文を入力して右矢印のアイコンをクリックすると、プログラムが実行されます。

そこで、本日はこのコード入力エリアに気象データを採取するプログラムを入力して実行してみました。サンプル例として、東京と大阪の2000年1月からの今日時点までの日々の気象データを採取するためのプログラム、気象データ採取のプログラムコード を用意しました。この青字で示したリンク先をクリックすると、プログラムの頁が表示されます。このプログラム全文を上記画像のコード入力エリアにコピペした後、その左にある右矢印のボタンをクリックしてプログラム実行してみてください。そうすると、以下の画面のように一連の処理画面が実行できます。


上の画像のように、プログラムエリアに入力されたPythonプログラムを実行すると、

  • その下の実行エリアに刻々と気象庁のホームページから気象データのダウンロードが始まり、年単位(上のケースでは、2000年から2021年まで)の進行が表示される。4分ほどの時間で処理終了。
  • 東京と大阪のデータが集計されると、左の列のディレクトリに実行結果が csv ファイルとして書き出される。
  • 書き出されたcsvファイルをダブルクリックすると、画面右下の様に日々の気象データが指定の2000年1月から現時点まで頁めくりして見ることができる。データ数7,761行。
  • 書き出されたcsvファイルは右クリックして、自分のパソコンにダウンロードできる。(日本語が文字化けするときは、Excelで外部データの取り込みからcsvファイルを取り出し、元のファイルの言語をUTF-8に指定すると文字化けが解消できる)

以上、結構スピーディに処理ができますので、ご興味ある方はお試しください。

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Google Colaboratory(その1)って何?

おかしなタイトルで恐縮です。当ブログで過去にPythonプログラムを使って、気象庁の気象データを収集するなどの話題を記しました。最近では今年1月末の「真冬日、過去問題」のタイトルでも投稿しました。このPythonですが、パソコンにこのアプリをインストールして環境設定するのは結構なハードルがあります。ところが、アプリをインストールせずに、Googleのブラウザ「Chrome」上でPythonのプログラムを実行できることを最近知りました。それが、タイトルの「Google Colaboratory」です。これがどんなものなのかを説明した動画をYouTubeの中から探し、割りとわかりやすいものを以下の画像にてリンクを貼りました。後半最後の方の5分ほどはかなり専門的な内容になっていますが、よろしければ前半導入部をご覧ください。


さて、私も上記の動画に倣って本日、実際に試してみました。今までは自分のパソコンに環境構築して実行してきたPythonファイルですが、このグーグルコラボのWeb上で実行できました。そのへんのくだりを続編で投稿したいと思っています。

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椎名誠「屋上の黄色いテント 」を読んで

椎名誠の小説を読むのは2度目だ。今回、とりわけ新作を選んだわけではなく、とあるFMラジオで薦めていた本が図書館に展示してあって、興味がてら読んだ。最初読んだ小説で、筆者は破天荒なアウトドア派のイメージを持ったが、今回の作品もそれを如実に感じる内容だった。今回の本は、筆者が著名になる前の若い貧乏時代のお話で、7つの短編から構成されている。ユニークなのは7番目の最後の短編でタイトルと同じ「屋根の上の黄色いテント」には、フランス人がおよそ60頁ほどの絵物語にまとめていて、それが併載されていることだ。とてもエキゾチックな絵世界で、昔の無声映画を見る心地がした。7つの短編は連作ではなくそれぞれ単独のストーリーだが、いずれも文体が酷似していて同じ主人公であるかのように思われた。2番目の実話はホラー小説ぽく不気味で、この主人公が次々と体験していく若き日の青春ドラマが1冊の本になったようにも感じ、総じて面白かった。

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林真理子「夜明けのM 」を読んで

題記の林真理子のエッセイ集を読んだ。「週刊文春」に連載されてきたエッセイの中から割と最近のものを抜粋したもので、元の週刊誌のエッセイは史上最多連載回数を達成し、ギネス記録として申請したとのこと。1983年29歳で連載を開始し昭和から平成、令和へと長く続いた秘訣はもちろん本人努力の賜物だが、決して飽きることのない読者ニーズがあってのことだと思う。驚くばかりだ。実際の本の中身はミーハーぽいゴシップものが多いものの、時代を反映した話題のてんこ盛りは読むのに飽きない。具体的内容はそんなこともあったけ、と過去を振り返るばかりでなく、知られざる実体や裏側の世界が垣間見えて目に鱗だ。そして林真理子独特の持論が縦横無尽に展開され、軽妙なテンポで畳みかける様はさすが、文壇の重鎮たる貫禄を感じる。特に面白かったエッセイの一部を拾うと、

  • 年をとるというのは、「怒りっぽくなる」「話が長くなる」「ひがみっぽくなる」 ことだとわかってきた。壊れたレコードのように何度も同じことを繰り返すようになると、余命は1年未満らしい。
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今日のお題は..

今日は震災10周年、メディアの全てで大きく報じられた1日でした。こんな日、自由気ままな当ブログとは言え、あさってなお題の投稿では不謹慎とは言わないまでもとても不適切でお叱りを受けるのが必定でしょう。ここは真摯に哀悼し、これからの平穏を祈るばかりです。被災地の甚大な被害は未曾有の如くで、犠牲になられた方のご家族は「喪失した悲しみは一生、和らぐことがない」主旨の取材レポートを目の当たりにし、その悲惨さに言葉を失います。誰しもが震災当時の辛い思い出があって、震源地から遠く離れていた私の周辺でも、

  • 電気などのエネルギー源、電話、交通機関のインフラが長時間ダウン
  • 帰宅難民であふれ、迎えに行く車で大渋滞
  • ガソリン欠乏でわずかな量を求めて給油所に長蛇の列
  • 計画停電がライフラインにも支障

と、いろいろありました。災害に明け暮れた平成、令和になっても自然の猛威は依然衰えません。息災を願い祈るとともに、今こそ一人一人が防災意識をしっかり持って立ち上がるべきことの大切さを再認識した1日でした。最後に本日の新聞広告から一言。

  • 災害大国から、防災大国へ
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藤崎彩織「読書間奏文 」を読んで

年甲斐もなく題記の本を読んだ。筆者はバンド「SEKAI NO OWARI」のメンバーでピアノを担当するミュージシャンだ。そして文壇にもデビューした後、雑誌「文學界」でエッセイ連載したものを単行本化したものがこの本だ。内容は自身の半生を振り返って生い立ちや学業のこと、ピアノのこと、バンド結成後の活動など、自らの経験を日記風に描いている。ユニークなのは、各エッセイの日々の暮らしで著名な本の内容と似た部分を抜粋を交えてうまく関連付けていて、ある意味、読書感想文的なのだ。文体も洗練されていて、デビュー作が直木賞候補になったことからも非凡さが窺える。バリバリの関西人の父母が登場して大阪弁丸出しなのに、本人は当たり前のように標準語を喋り、標準語の世界に浸っている。自己顕示欲(?)からか、いかにも関西人らしさを言葉の端々に醸し出す人が多い中で、筆者は全く違うスタイルなのもユニークに思える。作風はあまり女性を感じさせず、純文学的な雰囲気があり、いずれのエッセイも面白く読めた。中でも村上春樹の小説に出てくるウィスキーの挿話でそのかっこよさに憧れ、実際に試飲してすっかり本人もウィスキー党になってしまうくだりは上手い描写に感心した。

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図書館事情(2) – 塩尻市立図書館本館

ちょっと間があきましたが、題記のシリーズ物第2弾は塩尻市立図書館本館です。先日、塩尻市内にある9つの図書館で塩尻駅から徒歩8分のところにある本館に行ってきました。初めての訪問で、その時撮った写真が以下の8枚です。市民交流の複合施設「えんぱーく」の1、2階が図書館で、その規模の大きいこと、予想以上の立派さに驚きました。人口約66,000人の図書館とはとても思えません。今まで経験した図書館で、国会図書館は別として最もよく整備された感じで、開放感と言い、自習スペースと言い、モダンさでは群を抜いています。第1回のブログで紹介したLibrary of the Yearでも、2015年の優秀賞に輝いています。市営駐車場も整備されていて、図書館利用者は6時間無料と日々の生活で、特にシニアにとっては天国のような心地よさです。非市民ながら、松本地域の図書館広域連合の特典で図書館利用者カードを取得して、早速、本を借りてきました。以下、簡単に写真説明すると、

こんな感じで、自宅で燻っているよりも何とも開放的でリラックスできます。集客は5年間で300万人超とのことで、確かにうなずけます。立派な施設の潤沢な財源はどこからきたのでしょう、さすが「EPSON」の城下町です。ちなみに長野県の図書館データから、塩尻市は市民一人あたりの蔵書数が飯田市についで第2位、一人あたりの図書の貸出し数は何と県下1位です。小都市ながら市民の本への愛着や教育レベルの高さがこの図書館に凝縮されていました。

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ユニクロ Tシャツ、村上春樹バージョン

本日、ユニクロのTシャツを買いました。村上春樹とコラボしたこのTシャツは本日、3月8日より発売されたもので、私は6種類の柄の中から下の写真の柄を選びました。ネット販売も本日からスタートし、お店の10:00開店前にネットを覗くと、ほとんどの柄でMとLサイズは既に完売の盛況に驚きました。これは大変と、ユニクロ穂高店の開店に合わせて出かけました。でも、店内を一通り探してもないのです。スタッフに問い合わせると、何と本日到着したばかりで、まだ店に並べてないと言うではありませんか。そこで、大きな荷造り箱をスタッフと一緒になって開梱し、1袋づつ柄やサイズを寄り分けてゲットしたのが写真のものです。今回の特別セールでは、購入者のみがQRコードでアクセスできるおまけが付いていて、スマホで早速表示させたものが上の画像です。村上春樹がDJをつとめる不定期の音楽番組「村上RADIO」の特別編が上のスマホ画像から聴けました。特段のハルキストではありませんが、今回のTシャツ並びにおまけの音声プレゼントが気に入った次第です。

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my読書録、300回登録記念

当ブログの読書で、昨日の投稿をもって累計が300回となりました。下の画像は読んだ本の表紙カバーを寄せ集めたもので、確かに全部で300(29×10+10)タイトルあります。当ブログを始めたのが2013年3月で足かけ8年となります。年平均にすれば40冊未満なので、そー多い気はしないのですが、振り返るととても長く積み重ねて今日に至った感じです。日々の生活が読書三昧なほどの読書量ではないものの、読書はこの田舎暮らしの中ではなくてはならない存在で、とても充実した思いがします。感情移入して夢中になったり、その先が気になって気になって夜更かししたり、目から鱗で驚いたり、ハラドキでとても息苦しくなったり、あまりの感動で胸が熱くなったり、まるで我が家の一室が古今東西のスペクタクルへと誘うタイムカプセルのように都度、変貌するのも読書の醍醐味ですね。どうでしょう、一言で言うと、

  • 読書とは、いろんな世界を旅することができる最も近場でいつでも入れる扉

ですね。

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