松本市図書館の新刊コーナーにあった掲題の本を読んだ。巻末の筆者紹介に「現代フランスを代表する作家の一人で、夏目漱石や大江健三郎にも造詣が深い」とあって、この作家の日本通に興味を覚えた。だが、本書はとても難解で途中放棄しようかと何度も思ったが、先月も類似の現象で他作家の2冊を放棄した経緯があって、今回は何としても読破しようと心に誓った。読み終えて、やはり消化不良の感が否めなかった。分厚いボリュームの中で多くのエピソードが出てくるが、例えば迷い猫が姿を消したがその後が釈然とせず、火事現場で出会った男女とその後の関係がはじまるが尻切れトンボに終わり、全体を通じて脈略のなさを痛感した。テーマは何だったのだろう、と想像するに巻末の訳者解説に「本書は消失をめぐる物語である。すべてには始まりがあり終わりがある。『すべては消え去る運命にある』著者は、わたしたちの目の前にある現実を描きながら、そのまなざしは目に見える現象を超えて、この世界が存在することの神秘を見透す」とあり、妙を得た感がした。これが筆者の諦観、死生観なのだろうと思いを巡らせた。この数週間、悪戦苦闘の読書だったが、最後は「過去や現在そして未来の混沌をフィロソフィー風に描き出した本書の内容」に納得できた感がした。
フィリップ・フォレスト「洪水」を読んで
2021myカレンダー(その3)ソースファイル公開
連日のカレンダー投稿です。本日は当ブログのトップメニューで昨日設置した「myカレンダー」をブラッシュアップしました。カレンダー作成の元となったソースファイルを公開し、ダウンロードできるようにしました。ご興味のある方はトップメニューのプルダウンメニューからご確認ください。
2021myカレンダー(その2)トップメニュー作成
昨日に続いてのカレンダー投稿です。本日は出来上がったカレンダーを部数印刷し、何とか無事終了しました。ところで、今回のカレンダーの表紙で右上に以下のURLを何気なく書いてしまったため、そのリンクを本日Web上に反映しました。
https://azuminolike.net/blog/calendar
上のURLをリンクすると、以下の画像のように表示すると思います。その後は開いたpdfファイルに各月のページに飛ぶようにリンク設定し、各月では再度クリックすると、元の表紙のページに戻るようにしましたので、よろしければチェックしてみて下さい。トップメニューの「myカレンダー」の文字をクリックしても、同じ動作をします。いずれは、この「myカレンダー」のメニューを充実させていきたいと思っています。
2021myカレンダー(その1)まずは完成
我が家の大根
今日のブログはまたして、うちのオバはんネタからです。大物冬野菜、白菜のあとはオバはんの畑の最後の収穫は大根でした。今年はおでん大根を作ったとのことで、よそさんの不作をよそに豊作だったようで、ご近所さんにお裾分けするほどの出来だったようです。写真は最後に掘り出した大根で、その多くを地中に埋めて冬季保存にしたとのことでした。私は途中呼ばれて、この写真を撮っただけの体たらくですが、その消費には一役買っていてよく食べています。と言うか、ますます体たらくですね。ドヤ顔のオバはんには頭が上がりません。
我が家の年末お飾り
師走に入り、今年も残すところ僅かとなりました。例年、周りの多くの家ではこの時期、クリスマスのイルミネーションが灯り華やいだ雰囲気となります。我が家でもささやかながら恒例の年末のお飾りをしました。玄関先のライラックの枝にソーラー電飾を施し、その様子を昼と夜に写真に納めました。ついでに玄関の窓枠にもお飾りです。雪だるま等は例年の使い回しですが、今年は新規にネコ飾りをしました。うちのオバはんの貰い物です。この時期ならではの装飾で、我が家も少し華やいだ気分にさせてくれます。
我が家の干し柿
今日のブログはうちのオバはんネタからです。この時期、多くの家の軒下に干し柿をよく見かけます。冬ならではの風物詩ですが、我が家でもわずかながら干し柿を作っています。例年、ご近所さんから柿を頂戴しての所業ですが、なかなか立派な干し柿ができます。今年は特に出来合いがよろしいようで、その様子を写真に納めました。左が本日撮った軒下の柿、右が先日取り込んだ柿で、白く粉状になったのはいかにも美味しそうです。と言うか、とても美味でした。昔は干し柿にはあまり興味がなかったのですが、こうして気になる歳になりました。そう言えば大相撲もよく見るようになり、歳をとったことを痛感しています。
「天気アーカイブ2020年11月」から
当ブログ、トップメニューの「天気アーカイブ」に2020年11月のデータをアップデートしました。ついでにこのメニューのプルダウンメニューを右の画像の如くマイナー変更しました。従来はプルダウン最下位の各月を「安曇野・穂高 2020.11」のように特定の月表示にしていましたが、今回から「11月」のように汎用表示にしました。背景は汎用化して次年度もメニューの使い回しができるように布石を打ったものです。
さて、先月11月の安曇野穂高の気象データですが、下図の年度まとめと11月月次を見ると、例年と比べて11月は雨量が極端に少なかったことが挙げられます。関東甲信の全体でも同様に雨量が少なかったことがニュースになっていました。うちのオバはんも畑仕事をしていて嘆いていました。気温は11月上旬は例年よりも低かったのですが、後半は逆転し、月平均でも1℃ほど高かくなりました。これからの本格的な冬はどうなるか、気になるところです。
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「PythonとExcelで気象グラフを..」のその後
今日はマニアックな内容で恐縮です。当ブログ、今年の7月に題記に関する記事を投稿しました。青字でリンクを貼りましたが、その内容は日々更新している天気アーカイブのデータを気象庁の該当ホームページからデータ採取する作業を自動化したものでした。採取するのは右の画像の如く各日付の数値データです。このホームページのURLは年月ごとに異なるため、最新のデータを得るには該当月に合わせる必要があります。本年7月に自動化プログラムを作成してから毎朝、データを採取してExcelシートを更新していますが、プログラムに記載したURL(上記画像中に記載)は各月ごとにマニュアルで書き換えてきました。これを何とか自動化しようと最近、検討してその解を得ました。ところで、対象ページの最新データは当日ではなく前日の結果なので、月初めの1日は前の月のデータを取得しなくてはなりません。つまり、URLの赤字部分で月の指定はその月の2日以降、月末までがその範囲となります。そこで、日付に関連したpythonプログラムのスクリプトで本日実行した例を以下に示します。
[1]:Pythonの日付関数をインポートして、今日の日付をプリントした結果です。
[2]:昨日は日付差分が1日なので、yesterdayを今日から1日差し引いた日と定義して、
プリントした結果です。
[3]:上段[2]のyesterdayの月だけをdefine_monthとして定義付けて、プリントした結果です。
[4]:今度は一昨日をTheDayBeforeYesterdayと命名し、今日からの差分を2日分差し引きます。この一昨日が何月だったかの結果を示すと、今日から2日前の一昨日はまさに11月でした。
さて、このようにすれば昨日の月の数値が分かるので、上記画像の赤字部分の中の月を define_mon と言う変数として扱えば、毎日の自動実行時にその日の前の日の月を都度、指定してデータ収集できることになります。今回の見直しで、昨日は11月分のデータ収集、そして今日は12月分のデータ収集を自動実行することが出来ました。めでたし、メデタシです。
カテゴリー: IT/PC/HP関連
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ヘッダー画像、2020-21年冬バージョンに更新
今日から12月です。いよいよスキーシーズンとなりました。これから続々とスキー場がオープンすることを期待しているところです。滑っている分には3密ではないので、食事・休憩なしに頑張ろうか、でもゴンドラ内はどうしようかなどと妄想しています。
さて、恒例の四半期毎のヘッダー画像の入替え時期となりました。例年同様、12月〜2月用の冬バージョンです。いつも通り、1シーズン前に撮った写真の中から選んで本日web登録しました。従来と同様に撮影日と簡単な説明を付けて以下に掲示しましたので、ご確認ください。また、上部メニューの「Headerアーカイブ」にも追記しました。本日より当ブログのヘッダーエリアが以下の写真のランダム表示となりますので、よろしくご承知おき願います。
- 2019/12/5【冬の花、ポインセチア】
- 2019/12/10【安曇野の田園と白い山】
- 2019/12/21【国営アルプスあづみの公園の夜】
- 2020/1/1【元旦の安曇野】
- 2020/1/22【初滑りの野沢温泉スキー場】
- 2020/1/28【雪の朝】
- 2020/2/2【ごキゲンの白馬コルチナスキー場】
- 2020/2/28【アルペンの聖地、八方尾根スキー場】