今日はうちのオバはんと野沢温泉スキー場に行ってきました。前日に結構な降雪があり、本日は晴れて気温もそう高くならないとの情報で出かけました。志賀高原の横手山にするか迷ったのですが、野沢温泉の「やまびこ」と「湯の峰」のパウダーを期待してこちらのスキー場にしました。期待通りで、3月下旬にしては極上の雪でした。外国人もすっかり減り、新コロのせいもあってスキー場はいつもの賑わいはなく、のんびりと滑れました。さすがに麓のゲレンデは閉鎖状態で、下山はゴンドラで戻りましたが、十二分に楽しめた一日でした。
北野武「首」を読んで
筆者「北野武」はビートたけしの本名で、初めて手がけたと言う掲題の歴史小説を読んだ。戦国時代の「本能寺の変」前後を描いた小説で、信長、秀吉、家康の三傑を軸に光秀、千利休、荒木村重などを加えて、たけしが想像した実在人物の心の内を綴った戦国ストーリーが展開する。主人公は秀吉に仕え、上方落語の祖と言われる曾呂利(そろり)新左衛門で、たけしが彼に乗り移って面白おかしく戦国を語るスタイルと言った感じだ。もちろん史実とはだいぶ異なり題名の「首」が血みどろになって全編を通して出てくる様は、まるで「アウトレイジ」の戦国版だ。一般の歴史書との違いとしては、劇画や映画の脚本を色濃く感じさせる内容で、悲喜劇こもごもタッチの作風の終結は落語の落ちを演出したようだが、面白味よりも後味の悪さを全面に感じた。
カメラ装着ツール
昨年購入した一眼レフカメラは従来のコンデジよりも二回りほど大きく、これをどのように持ち歩くかが当初の課題で、スキーでの携帯は以前のブログで紹介しました。今回は山歩きでのカメラ携帯についてです。ごく最近、カメラ携帯用の装着ツール、PeakDesign のキャプチャー CP-BK-3と言うものを購入しました。これを初めて取り付けて、先日山登りしました。実際の様子を以下3枚の写真に示します。
①が購入したツールで、なかなか洒落た箱に入っていて、保管にも気を使っているデザインです。②がリュックにセットした状態で、左腕の上部に位置するようネジ固定しました。③が実際にカメラを装着したところです。写真は鏡越しに写したので、左右が逆転していますが、こんな感じで持ち運びできます。
カメラの取り付け、取り外しは慣れると片手だけでスムーズにでき、使い勝手のよいことを確認しました。以前はコンデジを胸ポケットに収納して携帯しましたが、以前ではカメラがポケット内で汗ばむことがしばしばでした。今回のツールでは開放状態なので、汗ばむこともなく、むしろ軽快さが増したようにも思えます。これで、山行きのカメラ携帯に支障はなく、とても重宝しそうです。
ポケットティッシュ補充
新コロの影響で、マスクや紙製品、アルコール液などがスーパーや薬局から姿を消しました。今だ品薄の状態が続いていますが、紙製品のトイペやティッシュは何とか正常に戻りつつあるようです。この時期、花粉症の持病をもつ私にとって、マスクやティッシュペーパーは外出の必需品です。マスクは昨シーズン、マスク対決の品定めで少し買い置きがあって、何とか凌いでいます。ところが、ポケットティッシュは不足して、厳しい状況が続いていました。昨今になって、ようやく出回り出して何とか入手したのが写真の品です。欠品状態では銘柄は問わないのですが、私好みのティッシュは写真のもので、補充できてホッとしています。この品を好みにしている理由は第1が袋の背面に使用済みのものが仮収納できることと、紙の柔らかさが花粉症で多量に使う際にとても助かることの2点でしょうか。マスクもそろそろ出回らないか、気になるこの頃です。
大町市・鷹狩山のスライドショー
今日はうちのオバはんと大町市の鷹狩山に登りました。天気は良かったのですが、山頂では風が強く遠景の山も完璧な青空でなかったのが残念でした。それでも山岳風景を十二分に楽しめました。今回は20枚の写真に補足説明を付けてスライドショーにしましたので、ご覧ください。BGMは前回の光城山の曲にしています。
小川哲「嘘と正典」を読んで
昨今の直木賞候補となった題記の本を読んだ。6編からなる短編小説集で、いずれもタイムスリップを共通のテーマとしたSFぽい作品だ。どの短篇もよく出来た着想で、展開も素晴らしく文学的ではない何かしら哲学めいた要素に満ちていた。その中で、題記のものが一番長く短編と言うよりか中編に属していて、その分、内容が濃く一番読み応えがあった。およそ想像ができないストーリー展開で、主人公が不在ながらその着想と終結に度肝を抜かれた。直木賞候補となった由縁を強く感じた興味ある作品だった。
須坂市「おひなめぐり」
今日は志賀高原スキー場
今日はうちのオバはんと志賀高原スキー場に行ってきました。昨日に降雪があり、本日は快晴とはいかないもののそこそこの晴れ間が期待できるとあって、ラストチャンスかも知れないとの思いで出かけました。現地は10〜20cmほどの新雪があって、とても楽しめました。この時期では極上の雪質です。天気は朝のうちは曇っていましたが、午後は晴れて日中の気温は0℃前後でしたが、気分的には暖かな一日でした。いつものジャイアントスキー場に車を止めて、奥志賀までの往復です。リフト、ゴンドラは30数回乗ったと思います。柔らかな雪で疲れ知らずの滑りでしたが、自宅に戻ってくつろぐとどっと疲れがでました。以下は本日撮った370枚ほどの写真の中から選んだ2枚です。いずれも寺子屋スキー場での写真です。やはり朝の早い段階での滑りが一番でした。写真集は例によって、後日に投稿したいと思っています。
藤本ひとみ「密室を開ける手」を読んで
図書館が窓口業務のみに縮小される前に借りた題記の本を読んだ。新刊コーナーにあった一冊だが、読後に調べると対象は児童向け文学でKZの名でシリーズ化された本だ。著者は私と同年代で、著作は古今東西の歴史小説まで多岐にわたり、最近ではヤングアダルト小説を多く手掛けている。初めて読む作家だが、シリーズ物の雰囲気が多分に出ていて、事件とは直接結びつかない主人公の素性が詳細に触れられたり脱線したりして、ストーリ展開が間延びした感じだ。ジャンルはミステリーだが、家族とその関係者の身の上話に終始して推理を働かせるような雰囲気になかった。出来過ぎ君として登場する主人公にしては明晰な推理や行動力で突破していくような凄みはなく、終盤の盛り上がりにも欠けた感じがした。文調もヤング向けで、読むのに一苦労した割には見返りも少なかった。