昨今、市のイベントにハマっていますが、今日は題記の講演会に出席しました。市役所4階大会議室での夜の講演会に50人ほどが集いました。講師はバトミントンの五輪メダリスト、奥原希望(のぞみ)選手のお母さんで、栄養教諭の立場からアスリートのスポーツ栄養や実際の子育てのお話が聴けました。大町市でジュニア期にどう育てたか、そして今に至るまでに如何に食生活を大事にしてきたかなど、体験話が存分に聴けました。印象的だったのは、朝食はパンではなくご飯がベスト、夜10時までには寝る、好き嫌いはしない、が基礎体力を向上させて強くなるとのことで、私には鼻からアスリートに縁がなかったようです。講演会にはレジメとしてパワーポイント 64頁相当の資料が配布されて、目から鱗のような情報が満載でした。とても為になり、そして刺激のあった講演会に感謝です。奥原選手の部屋に貼ってある6つの言葉の中から、最後に一言。
- 「迷ったら苦しい道を選ぶ、喜びは苦しみの向こう側にある」






















大河ドラマ「麒麟がくる」で描かれた明智光秀、戦国時代の空前のクーデターが何故起きたのかその昔から諸説沸騰し、いろいろと取り沙汰されてきた。今回読んだ題記の本では、織田軍内部の派閥力学を重点に解説されている。新しく発見された史料なども多分に紹介され、本能寺の変に焦点を当てて点から線に紡ぐかたちで解説した学術書だ。ほんの数十年前までは明智光秀は歴史上の人物でとりわけ汚名を着せられてきた人物だが、近年では名誉挽回とばかりに信長と比して人間味あふれる光秀が描かれるようになってきたと思われる。今回の本の筆者もそれを如実に感じさせる書き振りで、大河ドラマの筋書きと似た印象を持った。大河ドラマでは主人公の正当性を全面に醸し出すためか、本能寺の変の前兆として光秀が義昭将軍に会いに行って謀反へと誘われたり、変の直前に家康にあたかも同志の如くの手紙をしたためたりして、だいぶ史実とはかけ離れた印象を受けた。本書では、信賞必罰の実力至上主義の信長が終盤には身内や側近に権力を集中させ、そして宿老の佐久間信盛を追放して実子がいない便利屋の秀吉に肩入れするなど、派閥の崩壊が光秀を窮地に追い込み、本能寺の変に至ったとしている。ドラマも本書もまだまだしっくりしない感がするが、従来の説で発作的単独行動とする変では少なくともなかったことには同意でき、学術書として一読の価値はある本だと思った。