満を辞しての諏訪湖周遊の桜見物。今日はうちのオバはんと首都圏からお迎えしたご友人の3人で桜見物をした。ご友人は岡谷駅で合流し、湖畔を半周して上諏訪駅でお別れした。

本日の行程は諏訪湖1周と湖畔から奥まった高島城への寄り道を加えて、総距離は18kmを超えた。途中、昼食やカフェでの休憩をして、のんびりと散策した。本日を選んだのは諏訪湖周辺の桜の開花状況と、前後1週間スパンでの良い天気を総合判断しての選択。安曇野の朝方はマイナス2℃と冷え込んだが、日中の諏訪湖は14℃ほどで風もほとんどなく過ごしやすかった。桜は満開に近く見応えがあった。高島城へは今回、初めて行ったがこじんまりながら風情のある、そして桜の開花で華やいだ城内だった。周遊して駐車場に戻ったのが午後5時を過ぎたが、とても楽しい1日だった。















題記の本は今年1月の直木賞受賞作で、受賞時に図書館予約してから2ヶ月半後にこれを読んだ。5話からなる短編シリーズもので、戦中・戦後の時代を経て東京下町のカフェを舞台に繰り広げられる女給の物語だ。主人公は各話で変わるが、同じ登場人物が何度か出てきて時代の風景や個々人の個性、世相の流れなどが絡み合って読んでいて楽しかった。戦争と向き合う暗さの中でたくましく生きる女性が描かれ、侘しい寂寥感よりもむしろ、ほっこりとほのぼのとした情感を覚えた。過去の直木賞受賞作で短篇集を納めたものが意外と多く、その多くがシリーズものの構成となっている。今回も受賞を勝ち得た作者の力量と連続して畳みかけるドラマ性が随所に見られて、読者冥利に堪能できた。唯一、意外だったのは著者名からして男性作家だと思い込んで読み終えたが、実際は女流作家だった。読んでいて、なぜそれに気づかなかったのか、自分の感性もだいぶ衰えた感がした。









