昨日の立春も過ぎ、だいぶ春めいて来ました。近場では吹き溜まりにあった雪も一掃されて、まるで春の気配です。昨日は異常気象で、最低気温が-0.5、最高気温は12.7℃もありました。本日も最低が-1.5の最高が7.2℃と高めです。まあ三寒四温でこの先、また寒い日もぶり返しますが、確実に春がやってくる、そんな予感を実感するこの頃です。
春めきました
高山羽根子「居た場所」を読んで
節分、恒例の恵方巻き
今日は節分で、我が家ではオバはんが特製の恵方巻きを作りました。いざ食べる段には今年の方角、東北東を向いて願いごとをしながら食べるのだそうです。この風習、一体いつ頃から定着したのか調べたところ、発祥は大阪のようで1998年頃から急速に全国に広まったとありました。太巻き寿司を1本丸かじりするようですが、我が家では夫婦で1本のエコにしました。近年ではコンビニで売れ残りを大量廃棄処分するのが顕在化して、今年はどうやら政府筋が業界に恵方巻きを作りすぎないようにお達しを出したとのことです。この風習、いつまで続くのでしょうか。食べるだけの極楽とんぼの私には、おいしくいただけて結構なのですが..。
とんだ白馬八方尾根スキー場
今日は北部も晴れて天気がよさそう、とうちのオバはんと八方尾根スキー場に行って来ました。私の好きなスキー場です。ところが何ともとんでもないことに、
- いざ、駐車場脇の名木山リフトに乗ったまではいつもの八方尾根と思っていました
- ところが、風があってリーゼンスラロームコースに客が殺到して止む無く大移動し、コブと急斜面で恐ろしい国際ゲレンデを降りることに
- 強風でゴンドラやパノラマ、スカイラインのリフトが次々と止まり、上部エリアは完全に閉鎖されました
- ほんのわずかなゲレンデを求めて週末の客が麓エリアに繰り出し、ショートリフトも長蛇の列です
- いざ出発、名木山リフト
- 名物の国際ゲレンデ
- 上部は完全閉鎖
- ショートリフトの列
結局、早めのランチを済ませて止む無く引き上げることにしました。スキー行楽の中で数年に1度くらいの何とも冴えない1日で、年に1、2度の八方尾根での楽しみを満を持したつもりが、今回は決行日を見誤りました。
真藤順丈「宝島」を読んで
今話題の第160回直木賞受賞作を読んだ。沖縄の戦後から返還まで20数年の若者たちの物語で、ジャンルはミステリーの部類だろう。3部構成の凝った内容でストーリ展開もバラエティに富んでいた。今だ尾を引く基地問題の根底を掘り下げて、昔話や伝承の類までを織り交ぜながら怒涛のごとく突っ走る小説だ。切り口はヤクザ社会を全面に出したような語り口で、数年前の直木賞受賞作家、黒川博行を彷彿させた。全537頁の長編だが、飽きさせず最後まで一気読みできて面白かった。いつもはうちのオバはんと直木賞受賞作品をバトンしながら読んできたが、今回はバイオレンス味の作風に躊躇したか、おばはんは読むのを諦めた。女性向きの小説ではないのかも知れない。
Monthly photo 2019年1月の写真
本年最初の月例写真です。今月は1月4日に撮った岩岳スキー場からの白馬三山です。昔から三山の眺めは“岩岳スキー場”が一番と言われてきましたが、昨年10月にオープンした施設から見た風景は正に絶景でした。快晴のこの眺望が見れたのは月に何度もないチャンスでとてもラッキーでした。明日から2月ですが、写真下方のエリアもさらに白さが増してきているのではないかと思っています。
リサイクルショップ持込み
家の中を整理していて不要になった物品をリサイクルショップに持ち込みました。結構な品数となり、車に積み込んだところを撮ったのが、右の写真です。スキーが4本、スノボとブーツが1式、パソコンとモニター、そしてリュックとテントです。スキーはガタびしでもカービング以降の板なら引き取ってもらえるとのことで、処分しました。引き取り不可だったのが、パソコンとモニターで何分、古すぎるとのことでした。全部でそれなりの金額になったのですが、1番値が良かったのはリュック(60L:写真左)で4,000円でした。逆に最低価格は登山用軽量テント(2人用:写真手前)が¥500の見積もりで売るのを止めました。まだ新品同様で、今しばらく保管することにしました。不要品の処分に大型ごみだと有料払いとなりますが、リサイクルショップはそれなりに、お手軽ですね。
あづみの公園でスノーシュー遊び
今日はうちのオバはんと国営アルプスあづみの公園の大町・松川地区に行って来ました。冬場もやっているらしく、冬季に出かけるのは初めてです。たまには雪の中を歩くのも面白そうだと、これも初めてのスノーシュー遊びをしてみました。シニアの入園料が210円で、装備は無料です。現地は昨夜来の新雪が15cmほど積もり、歩き始めるとフカフカ雪で足元が20cmほど埋もれて程よいウォーキングができました。何せほとんど貸切り状態で、森や平原の至るところに手付かずの新雪が残っていて意のままに踏み込めるのです。右下は先行くうちのオバはんで、ご機嫌でした。歩くこと6,000歩強、4kmほどの楽しい雪遊びでした。通常の歩きと違って、腿を高々と上げるので結構な運動となりました。スキーもいいけど、雪歩きもいいですね。
- 公園玄関先に積もった雪
- 新雪に埋もれる足元
- 森の中、さて何処へ?
- 平原も気の向くまま..
カテゴリー: ウォーク・サイクリング
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町屋良平「1R(ラウンド)1分34秒」を読んで
先日に引続き、第160回芥川賞受賞作のもうひとつを読んだ。題名からボクシングを連想したが、確かにこれに明け暮れる主人公の苦闘に満ちた生き様が描かれている。プロボクシンングの底辺の世界が如実に描き出されていて、どのようなストーリー展開になるのか、楽しみながら読み進んだ。途中で、ジムのトレーナーが替わったあたりから、ひょっとすると映画「ロッキー」の如くなるのかなあ〜、などと胸ふくらませたが、これ以上はネタバレになるので、控えたい。ついでながらタイトル名の由来は最後の最後に説明的に終わっていて、まあまあの読み心地だった。今回の芥川賞受賞作で、もう一方の「ニムロッド」よりもこちらの方が出来がよいと思った。