今日の安曇野は日中の気温が10℃近くまで上がり、風もなく穏やかでした。こんな日はいつもよりもウォーキング距離を伸ばそうと、ちょっと張りきってみました。iPhoneにしてからヘルスケアと言う標準アプリで運動量を記録していますが、本日は歩数が20,000歩を超えて新記録となりました。歩行距離は15km弱です。ヘルスケアに並行してスマホアプリも最近、「Walkmeter」というものをインストールしてウォーキングの記録も取るようにしました。自宅を出る時にスタートボタンを押すのを忘れ、途中の橋の上からの記録した本日のルートマップが下の左端の画像です。途中で撮った写真ともども、クリックして開いたスライド写真の左右端のマークを押しながらコマ送りでご覧下さい。今日はいい運動でした。本ブログのカテゴリーにウォーキングがなかったので、サイクリングも含めて追加登録しました。今後は頻度を高めて投稿したいと思っています。
- ウォーキングルート
- 橋からの眺め
- 御宝田のコハクチョウ
- 遠く北アルプスの山々








ご存知、昨年のノーベル文学賞作家で彼の出世作となった題記の本を読んだ。名家の執事を務める主人公が旅に出て、その旅行記と過去の思い出を織り交ぜながら1人称で語る物語だ。まず驚いたのは手紙タッチで書かれたスタイルが延々と続くことだ。漱石の「こころ」に出てくる手紙を彷彿させたが、この作品では手紙文が全編を貫いていて、よくぞ小説として構成できたことに作者の筆力の凄さを感じた。舞台の中心は2度の大戦に挟まれた時代の貴族の館で、主人に尽くす執事の忠実さを通して古き伝統と文化が失われていく様を巧みに描いている。思い出話は多岐にわたり、ヒストリックな催物や政治活動の舞台ともなった館の出来事はまるで歴史小説の如くだが、優しさや悲しみ、美しさや気品といった人間模様が細部に渡って描かれ、やはり純文学作品に思えた。エンディングに至ると、これは古き時代に抑圧された大人のロマンスなのだ、と納得とともに感動を覚えた。本作は1989年刊行で、その年の英国ブッカー賞を受賞したことから、母国の英国人に高い共感を得られた作品だ。一方で、主人公は自己を捨てひたすら主人に忠誠を尽くす執事であり、何やら日本の武士道の感覚を覚える。これが英国人にとって共感だったのか、ネイティブでない英国人作家の作風が斬新であったのかどうか、悩ましい。とは言え、ノーベル賞作家にふさわしい秀作に読後の充実感はひとしおだった。








