演歌「襟裳岬」の出だしは題記の山ではなく街ですが、もう季節が変わろうしています。写真は本日、家の前から少しズームアップして撮った北の山です。真冬では純白の山だったのが、近頃ではピンクぽくボヤけてきました。なにやら黄砂もさかんに飛んでいるようです。写真エリアにある北のスキー場は昨日3/29で「岩岳」と「さのさか」が、明日3/31は白乗がそれぞれ閉鎖となり、春休みの終わる4/5にはコルチナと鹿島槍も営業終了とのことです。残るは八方尾根、栂池、五竜が5月連休まで頑張りますが、いよいよスキーも終焉となりました。長い冬も過ぎれば、つかの間のようで、こうして年もとります。
歌詞では「襟裳の春は何もない春です」に対し、
「白馬の春はゲレンデのない春です」というのは如何でしょう? どうも、スキーヤー目線から抜けきれず、「白馬の春は花咲きほころぶ春です」の方がましかな?
北の山では、もう
1杯の珈琲
私は家ではコーヒーはあまり飲まず、緑茶に至ってはめったに飲みません。もっぱら、午後ではない朝の紅茶を常飲しています。それでもたまには外でコーヒーでもと立ち寄りたいのですが、スタバなどのカフェ党ではない私にとって、店は限られます。などと勿体ぶった言い方は、実はこの田舎では通用しません。なんせ、散歩やチャリの近場範囲には気の利いた店はないのです。そんな中、唯一重宝しているのが図書館入り口ロビーにある喫茶コーナー。常連客のつもりで、今日も「いつものコーヒー」とオーダーすると、出てきたコーヒーにはスプーンとミルクと砂糖が..。「う〜ん違うだろう、俺はいつもブラックだ」などと声高に言う勇気もなく、我が存在感の薄いことにションぼり..。気を取り直し、借りた本を見やり、外を眺め、今日もいるなと木のてっぺんに止まったトンビを見上げ、そして静かに目を閉じて飲むコーヒー。そんな光景をスライド写真にしました。添付画像をクリックしてご覧ください。フルサービスの珈琲が1杯200円、このなんとも「至福なひと時」と、まあ安上がりに舞い上がるボンビーな性分にご笑覧あれ。
「春のCD鑑賞会」楽しみました

先日、ブログで案内した題記の音楽会に行きました。今回はレジメの配布やアンケートはありませんでした。近場のあづみ野コンサートホールには20人ほどが集い、持ち込まれたオーディオセットで前半をクラシック、後半は女性ボーカルのポピュラーを聴きました。モーツァルトと美空ひばり、面白い取り合わせですね。本日のプログラムの例をYouTubeから集めてみました。画像にリンクを貼りましたので、お聴きください。会場ではホールトーンたっぷりの臨場感に溢れ、美空ひばりはまるでマイクを持たない生の肉声を聴くようでした。ベートーベンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」、今に蘇った1945年終戦直前のベルリンでのコンサート録音は圧巻でした。時おり聞こえる高射砲の音が何とも当時を偲ばせるどころか、ドイツ国民の狂気じみた熱意に打たれました。女性ボーカルでは主催者の心酔する演歌歌手「島津亜矢」の熱唱が紹介され、その歌唱力に圧倒されました。YouTubeから幾つか選び、MixListにしましたので、これまたお聴きください。何ともまあ、楽しい音楽会でした。
中山七里「月光のスティグマ」を読んで
題記の本を新刊コーナーで見かけ、以前に同じ作家の本を2冊読んだ馴染みもあって、早速借りて読んだ。確かミステリー作家のはずだが、今回の本は推理小説と言うよりか官能小説の類いで、道理で色っぽい感じの表紙絵なのかが分かった。それでも、時空を超えた展開が面白く、数日で読み終えた。前回の印象と同じように、今回も読後の満足感がなく消化不良ぎみだ。最後の展開が謎解きや解説のために強引な設定になっているようで、辻褄合わせ的な終わり方だった。ところで、この小説では双子の姉妹が登場し、両者の見分けがつかないことに関連した表現がよく出てくる。だが私の経験から、よく付き合うと容姿や声まで全く酷似していても、その人だけのオーラのような雰囲気で容易に見分けることができ、この小説の違和感を覚えた。
シーズン最後か、栂池スキー
ここ数日続いた冷え込みも今日が最後のようで、しかも快晴となりました。こんな日はどこのスキー場に行っても楽しめそうですが、シーズン前に購入した栂池スキー場の早割券が1枚残っていて、うちのオバはんと行ってきました。

朝は6時半過ぎに出発し、まずは地元の常念岳(左上)に別れを告げて北上すると、全くの快晴で北アルプスは眩いばかりの眺めです。大町市の玄関口「上一北」の交差点を過ぎた辺りからは目指す方角に白馬三山(右上・右隅)もクッキリ見えてきました。ジワジワと高まります、テンションが!

平日の早朝で道も空いていて、栂池高原スキー場には1時間足らずで到着しました。ウォーミングアップよろしく、始発8時のゴンドラに一番乗りしてズームアップ撮影した白馬三山(上段左)を見てください、ど迫力です。スキー場トップの栂の森からは反対側に妙高山(上段右の中央)も見事に見えました。トップから一番下まで一気に滑走し、麓の 「鐘が鳴る丘ゲレンデ」から見た白馬三山(下段左)も綺麗でした。また、何といっても群青の空(下段右)が圧倒的なまばゆさでした。写真にはかすかに三日月も写っていましたので、クリックして探してみてください。3月にしては上出来の雪質で、おそらく最後のスキーを飾るにふさわしい1日でした。そしてまた、来シーズンのカウントダウンも始まりました。まだ、早いかな!
春のCDコンサート
今日のブログはご案内です。近在の知り合いの方から、題記のお誘いメールがありました。確か今回で、3回目となる入場無料のイベントです。主催される方がボランティアでオーディオ機材を持ち込んで、企画したプログラムに従い解説を交えてCDを聴く催しです。私は初回から出席していますが、選りすぐった名盤・名曲がコンサートホールに響き渡り、なかなか楽しい会です。どなたでも自由に参加できますので、ご都合よろしければ、ぜひお出かけください。
日時:3/28(土)14時より
場所:あづみ野コンサートホール
内容:CD鑑賞会
前半はモーツァルト或いはドボルザーク
後半は女性ヴォーカル(美空ひばりを中心に)
寒の戻り
先週末までは春の訪れに皆さんウキウキ気分でしたが、昨日からは寒さがぶり返しました。けさ、安曇野・穂高の最低温度はマイナス2.4℃、最高気温も6.8℃と、2月上旬並みの寒い1日でした。この1週間の温度と日照時間の推移をグラフにしてみました。棒と折れ線の複合グラフですが、久しぶりにExcelで悪戦苦闘しました。少し見にくいですが、以下ご覧ください。今日は寒いながら、1日を通してほぼ日差しがあり、春休みに入って元気よく遊ぶ子供たちを窓越しに、半日、図書館で過ごしました。何とも、のどかです。
昨日撮影の写真で...
今日の新聞を見ていたら野焼きの記事があり、昨日撮った写真が蘇りました。全国的にも野焼き、あぜ焼き、ヨシ焼きなどと言われ、春の訪れを告げる地方ならではの風物詩です。昨日は条件が良かったのか、あちこちで青空をけがすほどの煙が立ち昇っていました。近づくと消防署員をはじめ村を挙げての作業で、風物詩どころか物々しい光景でした。ある場所ではガードレールの鉄板が焼けて熱風と輻射熱で自転車を呑み込むほどの火勢で、この場所での撮影はできませんでした。この野焼き、生い繁ってジャングル化するのを防止するのかと思っていたところ、新聞では病害虫を駆除し新芽の育成を促進するのが目的だそうです。「ナールホド」と頷くと、うちのオバはんからは「当然でしょ」の一言が返ってきました。
そして、何気なく市の広報誌「あづみの」の最新号を見ていたところ、SL「デゴイチ」の記事がありました。何と、昨日見たSLは今年2月に展示場所を変えて引っ越したのだそうです。このSL、旧穂高町が旧国鉄から無償譲渡を受けたものだそうで、今回の引っ越しではクレーンに吊ると破損の恐れがあり、約40年ぶりにレール上を走ったのだそうです。移動するのを見たかった。
サイクリングも始動
今日は天気もよく体もナマッたこともあって、愛車にまたがりサイクリングに出ました。ぶらり周遊で目指すは松川村にある「ちひろ美術館」、年1回の入館無料日だ。そして帰り道は高橋節郎美術館、ここも無料コンサートと無銭が嬉しい小旅行です。まずは例の「塩の道」を北上し、安曇追分から山麓に向かう初めてのコースを辿ると、突如、SL 「デゴイチ」に出くわした。かなり前に町おこしの一環として、北海道で廃車となったものを取り寄せたそうで、バックの有明山によく溶け込んだ勇姿でした。ちひろ美術館は「いわさきちひろ」ゆかりの地、安曇野に20年ほど前に開館し、来年は館長の黒柳徹子にもあやかって「トットちゃん広場」が登場するようです。今月、冬場の閉館期からようやくオープンし、今日はかなりの人出でした。
帰りは国道脇のコンビニ・カフェコーナーで昼休憩し、高瀬川沿いに延々と伸びる道が自転車専用のようで、ひたすら南下して美術館に到着。今日は恒例の早春邦楽演奏会があり、琴・尺八・ピアノのコラボで盛り上がりました。会場は重要文化財の古民家で、少し前のコンサートでも聴いた「春の海」は前回とはまた違った雰囲気ののどかさで楽しいひとときでした。このところ格安イベントが多く、春のウキウキ気分も一段と増すこと然り...。

青柳いづみこ「ピアニストは指先で考える」を読んで
図書館の音楽コーナーの棚を何気なく眺めていたところ、題記の本にでくわした。何とも、ショッキングなタイトルだ。指先で演じるならともかく、指先が司令塔の如く思考するとは...。本の中身はピアノの演奏法全般から著名な音楽家のエピソードなぞなぞが面白おかしく書かれていて、ハマってしまった。ピアノ技術編の講釈は難しすぎておよそ理解できないが、何となく雰囲気が楽しめた。エピソードの多くは著名な大ピアニストの知られざる逸話が満載されていて、実に面白い。本当は一向に計どらない自分のピアノに何かヒントはないかと借りた本だが、そんなことはどうでもよくなった。なにせ、次元がまるで違い、
「天才ピアニスト、ポリーニはたいていの曲は1回弾けば覚えられて、超絶至難曲で有名なある曲はさすがに暗譜するまで3回弾く必要があったとか」
恐ろしい逸話が多い中、何となく共感が湧いたのが次のくだり...
「ピアノ演奏はスポーツに通じるところが多いが、スピード・スケートの清水宏保選手も『スピードは体験してみなければわからない』と言っている。例えば五百メートルの35秒台と34秒台では、まるで感触が違う、世界が違うという。」
いゃー、面白い本だった。


