今回の芥川賞候補5作品の中で最後に残った1冊を読んだ。太宰治の孫で、3世代に渡って芥川賞候補となり話題にもなったようだ。結果は初の受賞は叶わなかったのだが、実際に読んでみると幼年から現在に至る多岐の思い出が時間軸が定まらずに羅列されたようで作家としての非力さを感じた。ストーリー設定は実母や実弟の存在を意識して描かれているようで、ファミリーの実態を垣間見た感じがした。ご本人は劇作家で、今回初の小説デビュー作はそれなりに評価されたので、今後を期待したい。
Monthly photo – 2026.5

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