小砂川チト「ゾンビ回収婦」を読んで

題記の小説は先月発表の芥川賞受賞作で、これを収録した雑誌を通して読んだ。
ネット紹介の中から本のあらすじを見ると「AIによって夫婦共々仕事を奪われた世界で、主人公はVRゲームのヴァーチャルへ逃避しゾンビの骸を集める仕事に執着する。サイバーパンク小説を読んでいるかのような専門用語の嵐に粗暴な表現、荒廃した世界を生き抜くハードボイルドさが広がっていく。純文学小説としての独自の論が展開され、ルーティンに綻びが生じ壊れていく女性像が浮かび上がり一気読みできる」とあった。
自分も「死にゲー」などのテレビゲームをよくやる方で、VRのヘッドセットも欲しいと思ったことはあるが、本作のような没入はまるで理解し難く絵画で言うと「抽象画」を見せられ続けた感がした。風邪で正気が薄かった分、読んでもとても身に入らなかった。

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