2月に入ってからの気温は平年よりも一層、高くなっている安曇野です。そして昨日はかなりの雨量で平年の1ヶ月分近く、20mmの雨が降りました。今日の北日本は荒れ放題で、明日以降もかなりの風雪となるようです。本日の安曇野は風が最大瞬間風速で、15m/sほどでした。昨日までの下のグラフを見ても天気が不安定で、この先どうなりますやら。今月2月は気温が平年よりも3〜4℃ほど高く、近頃では寒暖の差がありすぎたり、なさすぎたりといそがしい毎日です。数年前は2月よりも3月の方が寒かった年もあり、天気ばかりは天まかせですね。
天気が不安定ですね
長浦京「アンダードッグス」を読んで
先月の直木賞候補全6作品の中で、4作品目となる題記の本を読んだ。スパイ物のアクション小説で、長編約400頁の冒頭50頁ほどで準主役が殺され、主人公も亡くなってしまう衝撃の出だしにド胆を抜かれた。舞台設定も20年前と現代とが交錯しながらストーリー展開していて、今までにない感覚の小説に思え、大いに進捗を楽しみに読み進めた。スパイ小説に欠かせない裏切り、猜疑心、非情さがてんこ盛りで、途中まではついていけたが、二転三転どころか次から次へと転がり続ける展開に閉口した。推理小説ならば、読者があれこれと先の展開を予測し答え合わせしながら読み進める楽しみがあるが、本作はまるで読者を無視するが如く息つく暇のないドンデン返しの連続を押し付けていて、霹靂せざるを得ない書きぶりだ。それでも複雑化しすぎた物語を最後には程よく整理したエンディングとなり、読後の充実とまではいかないもののホッと安堵した想いがした。
ワイヤレス・イヤフォン買いました
ワイヤレスのヘッドフォンは持っているのですが、丁度1ヶ月前の今日にAirPods Proと言うイヤフォンを買ってしまいました。どんなものか、右の画像にビデオCMのリンクを貼りました。1ヶ月間、使用したのですが、まずまずの使い勝手です。iPhoneやApple Watchとの相性は抜群で、一旦ペアリング登録しておけば、いちいちBluetoothの接続切り替えをせずに使えるところが便利です。それとノイズキャンセル機能がついているので、本来は周囲の雑音をカットして音声に没頭できるのが特徴なのでしょうが、逆に外部の音をマイクで拾ってバックグランドとして再生することもできるので、実際はこちらの方法でもっぱら使っています。何ぶん、イヤフォンを耳栓のように装着するので、音を遮断する効果が強く、普段の生活では周囲の音を拾いながら、例えば戸外では車の通行などを耳にしながら聞くようにしています。充電は専用ケースに収納し、プラグインすると充電します。コードを外してもケース本体がイヤフォンを4〜5回フル充電できる容量があるようで、戸外にケースを持ち出すことも多々ありました。1回の充電で、連続3〜4時間再生できると言った感じでしょうか。充電の残量はiPhoneで下の写真中央のように表示ができます。右下の写真はWatchでBluetooth接続していることを確認した画面です。WatchからでもiPhoneからでもアプリの再生ボタンを押すと自動で接続を切替えてくれるのが、このイヤフォンの特長でしょうか。不便なのは、まだ装着が馴染んでおらず、歩行中に落とすリスクが高いこと、ましてランニングなどは50mも走らないで、確実に落下してしまうことでしょうか。純正以外に耳当てのゴムがサードパーティからも出ているようで、装着性を高めることができるか、今後の課題、と言ったところでしょうか。その他、進展があれば続報したいと思っています。
- 専用ケースとイヤフォン
- ケースで充電、iPhoneで残量確認
- Watchでは
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西條奈加「心(うら)淋し川」を読んで
今回の直木賞受賞作である題記の本を読んだ。裏淋れた川のある江戸時代の場末が舞台となる連作短編集で、六話からなる時代小説だ。水の流れは滞り臭気も発する川とは名ばかりの行き場のない窪地がいかにも社会の底辺を醸し出し、そこに訳ありで住みついた人々を一人づつ主人公にして綴っている。果たして暗くじめじめした舞台で悩み、苦しみ、いがみ合いながらもささやかな希望や喜びを求めて生きる様がほのぼのとしており、返って心地よくもあった。心に滲み入る短編が連なる秀作で、受賞作として納得のいく1冊だった。
最近のシニア世代の携帯電話は..
本日は新聞ネタで恐縮です。ちょっと前の新聞に題記に関する記事が載っていました。その記事をコピペしたのが右の画像です。最近では60代、70代の携帯電話の普及率が約93%と高水準のようです。こうなると、電話は高齢者でも固定電話から携帯に完全にシフトした感がします。そして、携帯電話のタイプもスマホの割合が、同年代で8割近い77%となっているようです。新聞記事では、そのスマホもシニア向けに優しい機種が各大手キャリア会社で売れ行きを伸ばしているようです。ついでながら、従来のガラ系は通信形態が3Gのようで、この通信環境は5年後の2026年には終了して、ガラ系がなくなるとのことです。携帯電話の過去から未来、その進展も全国民を巻き込んで、変わっていくのですね。
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芦沢央「汚れた手をそこで拭かない」を読んで
今般の直木賞候補作の一つである題記の本を読んだ。短編ミステリー集で、5話からなる。ミステリーとは言え、スリルや謎解きはなくどれもよくありそうな日常的な話がちょっとしたオチで終結する感じだ。初めて読む作家でペンネームが央(よう)とあり、男女どちらかわからないまま読み始めたが、冒頭から女流作家の雰囲気が漂っていた。女性ならではのきめの細やかさや心理描写があるものの、おとなしい作風はダイナミズムにかけるようで、直木賞候補としては期待外れの感がした。男女差などを前面にして述べると、どこぞの辞任した組織トップと同類項扱いにされかねないので、感想はここまでとしたい。
双葉SAを往復しました
今朝の安曇野の最低気温はマイナス8.3℃で、今シーズン一番の寒さでした。でも、例年ではマイナス2桁の最低気温となる日もあるのですが、今シーズンは記録自慢とはなりそうもありません。ところで、今日は中央道の甲府市にある双葉サービスエリアを往復してきました。道中は山がよく見えて、双葉SAでは富士山がバッチリでした。以下、3枚の写真を挙げましたが、今年は武田信玄の生誕500年なのですね。世間ではあまり騒がれていませんが、やはり地元は違うようです。そして富士山、ここからの眺めはいいですね。展望塔からの眺めは最高でした。反対側は八ヶ岳です。山梨県の山風景は信州とはまた違った感じで、今日は春を感じさせるような山風景でした。
服も断捨離?
近日中に娘が来てしばらくの間、数ヶ月は我が家に滞在します。結構な長丁場なので、部屋のスペースをかせぐべく、不要物を片付けることにしました。手っ取り早いのが衣類の廃棄と、今日は押入れやタンス、クローゼットの整理をしました。引越し以来、だいぶ捨ててきた感もあるのですが、どうももったいないの観念で捨てずじまいの物がいまだ多く、思い切って断捨離しました。その多くがスーツで、今や着る機会は全くとないと言ってもよいくらいなのに、自治会の役員当番が廻ってきたらどうしよう、今現在の市の委員会に頻度は少ないものの出席することもあって、スーツもまだまだ必要のはず、などと思いを馳せましたが、結局のところ着そうもないものがほとんどで、以下の写真の如くと相成りました。さて、後悔先に立たずとはならないことを信じていますが..どうなりますやら。
木崎みつ子「コンジュジ」を読んで
今般の芥川賞候補5作品の中で最後に、題記の作が収録された雑誌を読んだ。芥川賞の一つに中編ボリュームであることの規定があるが、この作品は一連の候補作の中で分量の多さを感じた。中頃で収束したような雰囲気があり、この先どのように展開するのか危ぶんだが、それは重いテーマの始まりで悲嘆の中に混沌と妄想がこれでもかと続いた。これ以上、何を書いてもネタバレになってしまいそうでとても感想の書きにくい本であるが、筆者が4〜5年かけて挫折しつつも書き上げた力作であることがひしひしと感じ取れる内容だった。
その昔(?)の我が街、横須賀
この週末、泊まりがけで所用で神奈川県、横須賀市に行ってきました。我が現役時代、38年間暮らした街です。安曇野に引っ越して以来、実に10年ぶりの帰還です。やあ、変わっているような変わっていないような妙な気分でした。昔の記憶にBack to the futureで、とても懐かしいの一言です。でも2日間とも快晴で、三浦半島をほぼ半周しましたが、陽気はまるで春でした。往復約500kmの小さな旅で、本日午後8時に家に戻ると一転、冬に舞い戻りました。これも浦島太郎でしょうか。竜宮城から戻ってきた感じで、歳も取りました。
- 横須賀中心地
- 駅前デッキ
- 駅前メインストリート
- 電柱のない街
- 小綺麗な路地
- 唯一のデパート
- ホテルからの眺め
- 基地の街、横須賀