以前の当ブログで、松本市の図書館について紹介しました。その時、松本市図書館では借りた本の履歴がWeb上で左下の画像のように見れることを記しました。その時点では、安曇野図書館では同じ機能がなかったのですが、つい最近これが可能となりました。下の右3枚の画像がそれを示したものです。Web上で「貸出履歴の保存」をクリックすると、その後、保存停止を実行しない限り記録が開始継続され、履歴を見ることができます。まず、本棚に借りた本のタイトル表紙が並びます。その本の画像をクリックすると、本の概略と借出した利用日がホップアップ画面で見れます。その本のタイトルを更にクリックすると、右隅の画像のようにその本の詳細情報が見れます。何やらコメントを1000字以内でメモすることもできるようです。便利になりました。
- 赤をクリックで右画面
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前回に引き続き、芥川賞候補で題記の作品を収録した雑誌を読んだ。突然、風呂に入らなくなった夫に接する妻の奮闘を描いた小説で、主人公を第三者の「彼女」として登場させている。30代の夫が風呂に入らなくなったことから物語が始まり、何ヶ月も入らない状況をつぶさに観察して嗅覚を交えた堪え難い描写が延々と続いて辟易とした。当初は風呂に入らなければどうゆう状況になるか興味も湧き、それっぽい真実味も出ていて面白かったのだが、それが終始した物語となると小説の題材として如何なものかと思わざるを得ない。今回、芥川賞候補となったので最後まで目を通したが、そうでなかったら途中放棄すること間違いない。芥川賞候補に選出され新人作家として光るものがあるには違いないのだろうが、それを見出せずに読み終えて疲労感だけが残った。


今般の芥川賞候補で題記の作品を収録した雑誌を読んだ。題材は先日の同じ芥川賞ノミネート作と同様の東日本大震災をテーマにしている。しかし、両者の内容はまるで違うことに驚いた。本作の文章は容易でなく難解で、一文一文を噛み締めながら読まないと、脈略が掴めない。まるで哲学書の如くで、筆者の素性を調べるとドイツ在住でハイデルベルク大の博士課程に在籍する女性だ。物語は9年前の震災で行方不明となった知り合いがドイツの街中に現れるところから始まり、舞台は終始ドイツで、時空を超えて幽体離脱のように扱われる様はオカルトぽい感じだ。当初は斬新で格調高く純文学の香りもして芥川賞作に一番近いのではないかと思えた。が、震災以外でも幽霊となった日本人やドイツ人の死者とその家族も出てきて渾然一体となって、結末がぼやけてしまい中途半端になった感がした。結局、厚化粧した消化不良の物語に終始しただけのように思えた。
