今日の安曇野は雨風も少なく、台風の影響はありませんでした。
ところで最近、ローカルテレビでは掲題の商品券が話題になっています。昨日は長野市の発売日で窓口に並んだ人で即刻完売になったそうです。ネットで調べたところ、極端な例として、飯山市では以下の情報がありました。
午前8時15分ごろまでに約500人が列をつくり、192人で準備した1億7500万円の商品券が完売となった。先頭は午前3時ごろから並んだという。農機具の購入を予定する男性(55)は「朝5時に様子を見に来たら行列ができていて、慌てて並んだ」。午前9時ごろに訪れた主婦(52)は商品券を買えず、「100万円まで買えるという設定がおかしい。一部の人にしか恩恵がないのは税金を使った経済対策として間違っている」と憤っていた。
安曇野市は抽選だったので混乱はなかった模様ですが、松本では3時間で完売するなど、各地とも買えない人からの苦情が相次いだようです。以前にもあったプレミアム商品券、政府の地方創生と緊急経済対策を兼ねた交付金として今年は4,200億円が配分され、その多くは「プレミアム商品券」となったようです。上のグラフは国の借金を示したもので、1000兆円を超えたことも記憶に新しい。今や、ギリシャの上をいく世界No.1の借金大国。もうギリシャの二の前ほどまで落ちぶれたのに、いまだ血税がこのようにバラまかれるのは如何なものか...。
今しがた、掲題の本が今期の芥川賞を獲ったとのニュースに出くわした。今回、話題を巻いた又吉直樹の「火花」も同時受賞したので、これから又さわがしくなるだろう。掲題のものは月刊誌「文學界」3月号に掲載されたが、図書館のイベントでノミネート作品の陳列コーナーから借りて先週、読んだ。キャッチコピーに「超高齢化社会を抉る問題作」とあったが、160枚の短編を一気に読んで何の感慨も湧かなかった。新鮮さも純文学の研ぎ澄まされた文体もなく、これが賞を取るようなら文学界も終わりだと思ったが、正にそうなった報にガッカリした。又吉の方はまだ読んでいないが、いずれ入手して読もうと思っている。
















借りた本を昨日、図書館へ返しに行ったついでに新刊コーナーで掲題の本を見つけた。本人の半生記で「あきらめたらアカン」の前書きにクギ付けとなり、そのまま借りて一気読みした。凄い、面白い。久しぶりに興奮する本だった。ピアノを軸に人との出会い、強運、絶頂、病魔、挫折、不屈、努力、希望、勇気などなど、実体験のてんこ盛りが気取らず控えめに分かりやすい口調で綴られている。偉大な人との巡り会いでは臆せずにチャンスを逃さず、常にポジティブに生きる様は前に読んだ小澤征爾の回顧録に似た想いがした。難病で治る見込みがまるでなく、全く動かなくなった指を壮絶なリハビリで再起を目指すくだりは鬼気迫る迫力だ。このところ行き詰っているピアノ課題曲でスローテンポにさえ乗れないことなどはとても小さく思え、努力すれば内田光子バリのスピードでも弾けそうな勇気をもらった。