安曇野は昨日に引き続いての猛暑日で、本日は今年最高の36.1℃を記録しました。日中は動けば余計暑くなるので、ひたすら身動きもせずに怠惰な1日でした。今日は小中学校の終了日で、真っ赤な顔をして帰ってくる子供達にも笑顔が目立ちました。信州の夏休みは明日からです。
わが菜園では、ようやく黒のミニトマトが色付いて食卓に上るようになりました。写真は三色出揃ったもので、黒はちょっと凄みがあります。味は赤が酸味と甘みがバランスし、黄色は甘みが目立ち、黒は果肉が硬くミニではないトマトの味が一番するようです。それぞれに個性があり、そして味も少しづつ変化しているのも面白いです。
ミニトマト、三色揃い踏み
志賀高原、健脚コースを歩きました
あづみの新進音楽家公開オーディション
本日、よく行く図書館・ホールで掲題のコンサートがあって、聴いてきました。昨年と同様、地域の若手音楽家の登竜門として、選任審査員による音楽コンクールです。今年は市政10周年の記念行事と銘打ち、昨年の有料から入場無料になりました。定員200名の会場はおよそ8割ほどの人で埋まり、ピアノなどの器楽独奏と独唱など全8組の演奏があり、若々しい音に触れることができました。去年との違いは一般客からのアンケートが今年は無くなり、ちょっと残念でした。ひょっとして去年、さんざヘボコメントを書き込んだのが裏目にでたのかな〜、などと勘ぐりました。後日、発表される上位入賞者はこのホールで開かれるコンサートに複数回、招聘されるとのことです。大した特典ではなさそうですが、若手にとってはよい刺激になるようです。以前に読んだ本によると、日本では売り出しのための自腹コンサートが広く実施されますが、欧米では興行プロモートされたコンサートのみで、自前コンサートは存在しない文化なのだそうです。ところ変われば...、ですね。

横山秀夫「クライマーズ・ハイ」を読んで
今月のテレビ放映で、2008年公開の掲題タイトルの映画を見た余勢に原作の小説を読んだ。原作は1985年の日航ジャンボ機の墜落事故から18年後、当時の地方新聞の記者であった著者が体験し実際に墜落現場も取材したと言う、この事故を題材に書かれた。地方新聞社が未曾有の大事件に取り組んだ様を回想録風に描いた作品だ。熾烈なスクープ合戦、新聞社内の派閥抗争、友人の病、親子のすれ違いなどが臨場感たっぷりに描かれ、読み応え十分だ。ジャンボ機墜落がメインの小説だが、主人公が泥臭く記者魂の信念を貫抜こうとする中で、もがき苦しむサラリーマンの生き様が最大のテーマになっている感がし、映画とはまた違った趣きがあった。
日航事故から今年で30年となる。個人的には、事故当日(1985.8.12)、会社の職場で催された洋上暑気払いの船上で見た東京湾上空を旋回する飛行機の中にまさに、当該機があったであろうことをその後も長く記憶の隅に止めていたことが蘇り、そして郷里の群馬の地名がそこここにちらばめられた小説を読んで、何とも懐かしい想いがした。
大募集、図書館川柳
一喜一憂の天気
黄色のミニトマト、登場
小林公二「アウシュヴィッツを志願した男」を読んで
戦後70年。日本では靖国神社や慰安婦などがいまだ尾をひく問題だが、ナチの残虐無比な史実もこれを暴く新刊本がいまだよく出回る。この本も著者が日本人でこの春に発刊された。ドイツ占領下の悪名高きアウシュヴィッツに潜入し、脱出したポーランド軍人を描いたノンフィクション形式の記録だ。アウシュヴィッツについては、関連図書を読んだこともあっておよそその実態を知っているつもりでいたが、以下のことなどは初めて知った。
- 収容所内にポーランド軍による地下組織があった
- 収容所内では家族からの送金や小包も認められていた
- 所内では売店があり、タバコやサッカリン、ピクルスなどを収容者が購入できた
本の帯には「殺戮の真実」などと書かれていて、収容所での残酷な描写も多い。タイトルからはアウシュヴィッツに終始されがちだが、潜入の記録は本全体の3分の1ほどだ。残りは、その後のワルシャワ蜂起と挫折、スターリンに支配されたポーランド政府内での抵抗と逮捕、みせしめ裁判と続き、不遇の最期で終わっている。本の副題が「ポーランド軍大尉、三度死ぬ」とあり、ナチとスターリンの全体主義と戦い、最期はポーランド傀儡政府との戦いで負けた誇り高きポーランド人の生き方を描いている。まあ日本人がよくここまで書けたものか、と思う労作だ。








