先日のAmazonプライムデーで購入したSSD外付けケース。今、はやりのM.2タイプ。

開封すると、こんな感じ。手のひらサイズでコンパクトだけど、分厚い。
さて、中身のM.2のSSDは半年前にps5用に買ったもの。ヒートシンクが付いていてこれをバラして中身だけ取り出す必要がある。ビスを外すのは簡単だけど、そこからがムズい。
粘土質の冷却コーティング剤が固まっていて、そんじょ分解するのが困難。解体すると5年間保証は無効となる。購入時は安かったが、M.2タイプのSSDは円安も影響してかここ半年でバカ高くなり、このNextorage2TBの現在価格は28k¥。一か八か悪戦苦闘することしばし。
ようやく取り出せたのが中央の黒い物体。これをまた冷却用コーティング剤を上下に張り合わせて、外付けケースにセット。
Macbook proの本体、USB端子(サンダーボルト3)に接続してスイッチON。後はディスクフォーマットをして完了。フォーマット時間が何と1〜2秒で、驚いた。NAS用のHDDで経験したのはフォーマットに半日以上かかった。さあ、これから使い勝手を検証しよう。結果は良好で、詳細は後報で。


今般の直木賞受賞作を読んだ。一つ一つが独立した6編の短編集で、いずれもコロナ禍と犯罪が絡んでいる。のっけから都市伝説ぽいオカルトの世界から始まり、前半の3篇はおどろおどろしく怖い。後半の3篇はどことなく安らぎのある終わり方でほっとした。それにしても筆者は見事なストーリー・テラーだ。どの作をとっても予測のつかない展開、度肝を抜くエンディングで、さすが直木賞を受賞したことがうなづける。題名の「ツミデミック」、最初は謎めいて感じたが、ツミ(罪)とデミック(パンデミック)の合成だと気づいた。2021年〜2023年に雑誌に連載された小説で、コロナ禍の悲哀が凝縮されていてコロナのまた違った側面を垣間見た感がした。














掲題の芥川賞受賞作を雑誌を介して読んだ。読了が丁度、選考会当日の発表直前でこれは受賞するな、と直感した。今回の芥川賞ノミネート作5作品の中で4作目として読んだが、これは正真正銘の純文学。いかにも芥川賞の香りのする文体で、内容は結合双生児が主人公のお話。小説でしか書けないようなストーリに衝撃を受けた。しかも著者が医師でとても現実味のある内容に思えた。結合双生児と言えば、ベトちゃんドクちゃんで知られていて、今日までこうした事例はベトナム戦争の枯れ葉作戦に因る劣悪環境が生み出した特殊例と思い込んでいた。が、実はある確率頻度で日本でも今日現在でも実例があることを知った。この事実の中で、実際を想定したストーリー構成に度肝を抜かれた。短い作品だが、意識とは何か死とはなんなのか…と深遠な内容が読後もひしひしと尾を引いた。歴代の芥川賞の中でも秀作だと思う。
今回の芥川賞受賞作である掲題の小説を雑誌を通して読んだ。受賞発表の前に読了したが、充実した内容であり何となく受賞する予感がした。芥川賞の代名詞でもある純文学、をあまり感じずエンタメ系の直木賞候補のような感覚だった。サラリーマン社会と山、これも高山ではなく道なき道をゆくアウトロー登山がテーマになっている。会社関係は中小企業の下請けに甘んじ大手にへつらうサラリーマン悲哀が展開し、何となく池井戸ワールドの勧善懲悪の世界を彷彿させるような文脈にはまり込んだ。が、爽快なエンディングではなく業務ストレスのはけ口を山行に打ち込み、それを余暇と捉える主人公と生きがいとする先輩とのやり取りがメインテーマとなるストーリだ。受賞後の著者紹介で建設会社のサラリーマン生活と六甲山系をこよなく登り詰めた経験の持ち主であることを知り、文中の機微な描写に合点がいった。今までと違ったエンタメ系の芥川賞作品として味わえて、面白かった。
芥川賞候補は5作品のうち2作を今月前半に読書録に記した。残るうち2作は上記の雑誌に収録されていて、この数日で読み終えた。これが奇しくも受賞作となった。「バリ山行」は純文学と言うよりかエンタメ系で、お奨めの1冊。一方、「サンショウウオ..」は勧めたいのと、勧めたくないのが混在して何とも微妙。あまりに衝撃的な作品だ。

