著者の作品を読むのは3冊目で、本作品は朝日新聞に1年半にわたり連載されたものを単行本化したものだ。著者の実際の大伯父を主人公に大正・昭和の時代を海軍軍人で天文学者、さらにはキリスト教徒として生き抜いた一代記をファミリーストーリー風に描いている。実名の人物が多数登場し、文中には実際の当人たちがしたためた手記も多く掲載されていて正にドキュメンタリーとして仕立てられている。主人公は海軍兵学校、海軍大学校、東京大学などで学び、最後は将官にまで登り詰めた軍人だが、戦さではない学究的な仕事に打ち込み家族思いで敬虔なクリスチャンであった様が描かれている。日清・日露を皮切りに戦争に明け暮れた時代ながら、大正・昭和の推移の中で今まで知らなかった多くの事象が心に響き、さすが迫力のある大作の感を強めた。
池澤夏樹「また会う日まで」を読んで
ポインセチア、短日処理
9月に入り、慣例によりポインセチアの短日処理が始まりました。日中は外で光に当てますが、夕刻から朝方までは毎日、物置に入れて光を遮断して暗闇にします。写真は外と納戸の中にしまったところを撮ったものです。気温が高い時には直射日光を避け、夜間は薄暗がりでも光が当たらないようにしています。数日、家を留守にする時はずっと暗闇にしますが、この短日処理(半日12時間以上は暗闇の状態にすること)を2ヶ月ほど続けると、11月には鮮やかに色づくようになるようです。色づいた頃にはまた、その様子をご紹介したいと思っています。
気象データ収集
全国の猛暑日を調査するため、祖データとなる気象データを気象庁のホームページから収集する作業を本日、終えました。2年半前に真冬日を調べた際、13都市の祖データはすでに入手しているので、まずは追加となる2022〜2023年のデータ補完に着手しました。これはプログラム言語「Python」を使ってデータを自動取得するのですが、今回の猛暑日で追加する5都市の中で館林、富山、那覇も含めて昨日までにデータ収集しました。本日は残りの仙台と熊谷のデータ収集をしたのですが、結構手こずりました。例えば熊谷は明治以来のおよそ130年分の日々のデータをゲットするとExcelシートの50,000行弱の収集に匹敵し通常ではPythonをRunさせて3時間ほどの処理時間となります。ところが、今回はpython実行が途中でエラーすることが頻発し、何時間かけても一旦エラーすると最初からやり直しとなってしまいます。そこで、一括収集ではリスクが大きく期間を区切って何回かに分けてのトライ&エラーとなりました。集めたのが以下のファイル群です。
2都市のデータを10個のファイルに分断して収集することになり結局、朝から晩までかかりました。実際も10回のRunでは済まずエラー分を入れるとその倍は実行した感じでした。エラー原因はおそらくデータ取得先へのアクセスに時間がかかり過ぎるとタイムオーバーでダウンしたように思われます。ちなみにアクセス先は例えば、熊谷の最初のデータはこちらの月単位の表からデータを取ってきますが、どうでしょう。前のアンダーバーのリンク先をクリックして見て、みなさんのパソコンからはスムーズにデータ表示されたでしょうか。アクセス時間帯によっては結構バラついて時間がかかったりもするようです。とは言え、まあ何とか予定した全データを収集することができてホッとしています。
カテゴリー: IT/PC/HP関連
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今週は..
今週は天候不順の予報で、本日は雨量としてカウントしないながら小雨が結構、降りました。何やら、このような天気が続く予感がします。アウトドア活動は暫く見合わせるとして、その間、家で何をするかあれこれ考えを巡らせました。まずは読みかけの本の読破です。このところ本から遠ざかっていましたが、いつの間にか読書の秋になりました。まずは右の写真の本ですが、かなりのボリュームがあります。700頁を越え、価格も¥3,600と高価で時間をかけて読むにはちょうど良さそうです。次に、先日から気になっている猛暑日のデータ集計です。今日は対象とする地域を選んでみました。以前の真冬日のデータ集計で全国15地域を選びましたが、これに以下の5地域を加えることにしました。
気象庁のデータベースにアクセスするエリアコードをまず調べ、観測が始まった気温測定開始日も調べました。意外と熊谷のデータ起源は古く1896(明治29)年からの測定開始に対し、仙台などは1926(大正15)年と出遅れていて驚きました。沖縄・那覇も返還前から気象庁のデータがあるのにも驚きです。さて、この5都市を加えた全国20地域の猛暑日がどうなっているか、だんだんテンションが上がってきました。
北信、ぶどうの旅
今日はうちのオバはんと北信の産直に行ってきました。明日から暫く雨模様なので、農産物も今日のうちと、中野市の先にある山ノ内の道の駅と須坂市のぶどう農家の直販に寄ってきました。道の駅は期待したほどのバラエティがなく、家庭用のブドウが多い感じでりんごの方が目立っていました。須坂市はナガノパープルの発祥の地でもあり、農家さんにはナガノパープルはじめシャインマスカットや巨峰、新種のものなど各種ありました。3年ほど前からよく立ち寄るところで、路地もののブドウも今が収穫のピークに入ったとのことでした。粒揃いで房も大きく、さすが本場と言った感じでした。行きは高速(麻績-中野、休日割引で¥1,000)、帰りは一般道で長野市中心街を通らない道を見つけて往復200kmのドライブでした。
8月度の気象データ
9月に入りましたが、相変わらず暑い日が続いていて、昨日も猛暑日でした。朝晩はだいぶ凌ぎやすくなったのですが、まだまだ暑い日が続くようです。月初めなので、安曇野・穂高の先月までの気象データを以下にまとめてみました。左のグラフが8月までの各月のデータ、右が8月単月度の結果です。年間を通しての気温は5月、6月がほぼ平年並みだったのを除いていずれも高く、最高気温は3月、7月、8月が平年よりも3℃ほど高く傑出しています。先月は過去最高の暑さなどと異常さが浮き彫りにされていますが、この異常さが恒常化するのではないかとさえ思えてなりません。日照時間が各月とも多いのも気になります。雨量は1月が極端に少なかったのを除き、平年並み以上に降っています。でも、8月のように降るのが極端でゲリラ的な降り方が多い感じでこれまた要注意ですね。8月の単月度では、やはり気温の高さが目を引き、平年に比べ最高気温が低かったのは1日、最低気温は2日のみでした。全国的にも暑さが顕著で、日本列島の今年の暑さは尋常ではなかった、あの年は凄かったで済まされるよう願ってやみません。
2年ほど前の当ブログで真冬日についての記述を多く発信しました。各都市の真冬日の頻度などを統計が取られるようになってからのデータを集計して表示したのですが、この際、猛暑日についても取り上げてみたいと思っています。ただ、集計ツールとして駆使したPython言語やExcelの特殊なデータ処理が思い出せるか、今、ちょっぴり不安もあります。年齢もさることながら、使ってないと忘れるものですね。2年前(2021年1月)に集計した真冬日データの一例を以下まで。
ヘッダー画像、2023年秋バージョンに更新
今日から9月です。まだまだ暑い日が続きますが、今朝は最低気温が18℃を下回りだいぶ涼しくなってきました。さて、恒例の四半期毎のヘッダー画像の入替え時期となりました。例年同様、9月〜11月用の秋バージョンです。いつも通り、昨年の秋シーズンに撮った写真の中から選んで本日web登録しました。今回も写真8枚で、撮影日と簡単な説明を付けて以下に掲示しましたので、ご覧ください。また、上部メニューの「Headerアーカイブ」にも追加更新しました。今回のヘッダー画像は当ブログの秋バージョンとして、本日より以下の写真のランダム表示となりますので、よろしくご承知おき願います。
- 2022/9/10【中秋の名月】
- 2022/9/29【国営アルプス公園のコスモス】
- 2022/10/20【美ヶ原のアルプス展望】
- 2022/10/27【白馬・岩岳の紅葉】
- 2022/10/27【白馬・岩岳ハイキング】
- 2022/11/4【穂高神社の秋】
- 2022/11/4【穂高神社の人形展示】
- 2022/11/7【白馬岩岳からみる白馬三山】
Monthly photo 2023年8月の写真
今日で8月も終わりです。今年の8月は異常に暑く、例年にない暑さでした。ここ安曇野・穂高の今月の猛暑日は10日間もありました。長野県北部はさらに暑かったようで、全国の天気で出てくる長野市は8月の猛暑日が17日間でした。とにかく狂ったような暑さでした。
ところで、今月の月例写真の1枚は以下としました。8月13日に出かけた近場の道の駅の脇にあるヒマワリ畑です。夏らしい風景で、猛暑にもめげずよく咲いてくれました。