今月初めの当ブログで、年1のイベント「安曇野スタイル」について触れた。その時、会場の一つで民家の庭先で椅子の手作りワークショップをやっていた。
そこで以前から気になっていた我が家の椅子の修理ができないか、このワークショップに参加してみた。持ち込んだのは、
英国製のアンティーク風の椅子。何やら全体がマホガニー製とのことで超軽い。でも座位のところの竹で編んだ部分が経年劣化して網が少し破れてきた。そこで思い切って網を切り取り、最近主流のロープ編みに挑戦してみた。ところが、編むところが正四角形ではなく台形ような独特な形状をしているため、素人では超難関な作業となり途中で諦めた。そこで、会場のワークショップ主催者のプロに有料での修理をお願いした。仕事の合間に修理するので、1ヶ月ほどみてほしいとのこと。最近出来上がったとの連絡があり、本日受け取った。
見事に編み上がった。よく見ると、手前の縦糸のロープ数が57なのに対して後ろ側の糸数は44と前後対象になっていない。とても複雑な編み方だ。出来上がりの外観は、
いかにも丈夫そうで、美的にもまずまず。座り心地はと言えば、うちのオバはん曰く、「細い竹細工の柔らかいクッション性がなくなり、無骨で固くなったけど安定感が増した」とのこと。この修理で一生物になったような感がする。めでたし。